人に優しい無垢の木の力
2019/09/05
無垢の木の良さについては、今まで何度も触れてきましたが、あらためて、無垢の木の力を7項目あげてみます。
1.木の香りは人のストレスを緩和してくれます。芳香成分は精油と呼ばれ鎮静効果があるほか、消臭・防ダニ・防カビ・抗菌作用などがあります。木の香りで血圧が下がるなど、快適さが科学的実験によっても実証されています。2.木には調湿性能があります。生育中の木には水分が多く含まれますが、切り倒して大気中に置くと徐々に乾燥していきます。含水率が10〜20%になると木は安定し、住宅の材料として使えます。安定した木には吸放湿力があり、湿度を一定に保つ働きをします。梅雨時は湿気を吸収し、乾燥した冬は湿気を吐き出してくれるのです。温暖多湿な日本の気候には、木が最も適した建築材料です。3.公園にある木と鉄のベンチでは木の方が暖かいですね。人は熱伝導の大小で、冷たい、暖かいを感じます。熱伝導率がコンクリートと比べ約10分の1の木は暖かい素材です。暖かく柔らかい木の床は足に負担をかけないため素足で歩きたくなります。4.床や壁に使われる木は音を適度に吸収するため、程よい残響時間を保ち、話し声や物音がまろやかに聞こえて心が安らぎます。5.木は燃えるイメージがありますが、燃え始めると表面が焦げて炭化層をつくり、火の進行を止める役割をするため、火災でも急激に強度が低下することはありません。6.木は腐るイメージがありますが、木が腐る条件は、温度.水分.酸素の三要素。水上都市ベネチアを支える木杭は海中深くにあり、酸素に触れないため腐りません。しかし人が生活するには酸素が不可欠。そこで木の腐れを防ぐ一番の方法が水分の管理です。よく乾燥した木を使い適切にメンテナンスを行えば、木の家は長寿命です。7.CO2排出量の削減が求められています。樹木は光と水とCO2から光合成により成長し、木材には二酸化炭素が蓄えられます。木はCO2を増やさない再生可能な資源ですから、木を使うことが地球温暖化防止に貢献していることになります。
1.木の香りは人のストレスを緩和してくれます。芳香成分は精油と呼ばれ鎮静効果があるほか、消臭・防ダニ・防カビ・抗菌作用などがあります。木の香りで血圧が下がるなど、快適さが科学的実験によっても実証されています。2.木には調湿性能があります。生育中の木には水分が多く含まれますが、切り倒して大気中に置くと徐々に乾燥していきます。含水率が10〜20%になると木は安定し、住宅の材料として使えます。安定した木には吸放湿力があり、湿度を一定に保つ働きをします。梅雨時は湿気を吸収し、乾燥した冬は湿気を吐き出してくれるのです。温暖多湿な日本の気候には、木が最も適した建築材料です。3.公園にある木と鉄のベンチでは木の方が暖かいですね。人は熱伝導の大小で、冷たい、暖かいを感じます。熱伝導率がコンクリートと比べ約10分の1の木は暖かい素材です。暖かく柔らかい木の床は足に負担をかけないため素足で歩きたくなります。4.床や壁に使われる木は音を適度に吸収するため、程よい残響時間を保ち、話し声や物音がまろやかに聞こえて心が安らぎます。5.木は燃えるイメージがありますが、燃え始めると表面が焦げて炭化層をつくり、火の進行を止める役割をするため、火災でも急激に強度が低下することはありません。6.木は腐るイメージがありますが、木が腐る条件は、温度.水分.酸素の三要素。水上都市ベネチアを支える木杭は海中深くにあり、酸素に触れないため腐りません。しかし人が生活するには酸素が不可欠。そこで木の腐れを防ぐ一番の方法が水分の管理です。よく乾燥した木を使い適切にメンテナンスを行えば、木の家は長寿命です。7.CO2排出量の削減が求められています。樹木は光と水とCO2から光合成により成長し、木材には二酸化炭素が蓄えられます。木はCO2を増やさない再生可能な資源ですから、木を使うことが地球温暖化防止に貢献していることになります。