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ここでおさらい。木の家で漆喰が使用されるすごい理由とは?

木と漆喰の組み合わせの歴史は日本において非常に古く、多くの歴史的建造物にその例を見ることができます。例えば、世界遺産にも指定されている姫路城はその一つであり、その美しさと耐久性は今なお多くの人々に称賛されています。しかし、鉄筋コンクリートの登場以降、この伝統的な建材の使用は一時的に減少しました。それでも、近年では自然素材への関心の高まりとともに、木と漆喰の組み合わせが見直され、再び人気を博しています。

 

漆喰の使用が再評価されている背景

漆喰は約5000年の歴史を持ち、その使用は世界中で見られます。この節では、漆喰が木の家に最適な理由を詳しく掘り下げていきます。

火災に強い特性

漆喰の主成分である炭酸カルシウムは、貝殻や珊瑚、卵の殻と同じ不燃性の無機質です。この不燃性により、漆喰は火災が発生した際に壁が火を遮り、延焼を抑える重要な役割を果たします。特に、燃えやすい素材である木を使用している家において、この特性は財産と命を守るために非常に価値があります。日本の古い木造建築で漆喰がよく使用されていたのも、その防火性に優れているからです。漆喰は火が壁を通過することを防ぐバリアとして機能し、さらには火災時に有毒な煙やガスが発生するのを抑える役割も担います。

優れた抗カビ性能

漆喰はその調製過程で水を加えることで強いアルカリ性を帯びます。カビはアルカリ性環境では生存が困難で、そのため漆喰は非常に優れた防カビ性を持っています。これにより、木部の腐食を防ぎ、家全体の耐久性を高める効果があります。また、漆喰は湿気を調整する性質も持っており、内部の湿度が高くなりすぎることを防ぎます。これは、特に日本のような湿度が高い地域で木造建築を保護するのに非常に有効です。カビは木材を徐々に破壊し、建物の寿命を縮める原因となるため、この特性は非常に重要です。

豊かな表現力と多様なデザイン

漆喰はその白さが一般的に知られていますが、さまざまな顔料を加えることで多彩な色彩を表現することが可能です。また、表面を滑らかに仕上げたり、特定のテクスチャを施すこともできます。和風だけでなく、洋風の建築にもマッチするため、デザインの自由度が高いのです。自然素材としての漆喰は、環境に優しいだけでなく、内装の美観を向上させる効果もあります。特に、現代の建築設計では、持続可能な素材を用いることが求められており、漆喰はそのニーズに完全に応えることができます。漆喰で仕上げられた壁は、光を柔らかく反射し、室内に温かみと落ち着きを与えます。

汚れを防ぐ効果

漆喰はアルカリ性のため、酸性の汚れに強く、キッチンの油汚れやタバコのヤニが壁に付着しにくいです。また、汚れが発生した場合も、消しゴムや重曹で簡単に落とすことができ、必要に応じて上から再塗装することも可能です。このメンテナンスの容易さは、日常生活でのストレスを軽減し、常に清潔な環境を保つことを可能にします。漆喰は特にキッチンや浴室など、湿気や汚れが多い場所での使用に適しており、壁の美観を長期間保つことができます。

まとめ

漆喰は木の家において、その美観を高めるだけでなく、木の弱点を補い、長期的な保護を提供します。高い防火性、防カビ性、装飾性、そして汚れに強い性質を持っているため、木の家の壁材として非常に優れた選択肢です。さらに防臭効果や防音効果も優れており、快適で安全な住環境を実現します。木の家に漆喰を使用することを検討されている方は、ぜひ当社に相談してみてください。

*このブログは、株式会社明陽住建 代表取締役 一級建築士 原田 明が書いています。

 

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