中秋の名月と和モダンの住まい
2025/09/22
今年の中秋の名月は、10月6日(月)で
す。丸い月が静かに夜空に浮かぶ姿は、まるで古来から変わらぬ日本人の心を映しているようです。昔の人は縁側に座り、月を眺めながら団子やお酒を楽しんだといいます。その風習には、自然を敬い、暮らしの中に取り込む豊かさがありました。
「雨楽な家」もまた、その精神を受け継いでいます。無垢の木と白い壁に映る月の光は、人工の照明では決して表せない柔らかな陰影をつくります。土間や障子越しに差し込む月明かりは、空間を静かに彩り、和とモダンが調和した住まいに一枚の絵のような情景を与えてくれるのです。
便利さや明るさを追い求めるだけでなく、自然の光や風をそのまま受け入れる家。たとえば窓の高さや向きを少し工夫するだけで、月を愛でる「借景」が生まれます。そこには、家族が集まり、時を忘れて語り合うひとときが生まれるのです。
毎年、この時期になると、中秋の名月を眺めながら、改めて思います。住まいづくりとは、自然を切り離すことではなく、むしろ寄り添いながらデザインすること。その調和があるからこそ、和モダンの家は時を経ても色褪せず、人の心を落ち着かせるのだと。.....来年は、中秋の名月が、あなたの住まいからどんな風に見えるでしょうか?..'その一瞬の空間をつくるこ
とが私たちの、役割だと 感じています。...「月見台のある家」なんてどうですか?...
月見台のある家」