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露路(ろじ)のある街並み

露路のある街並みが、私は昔から好きです。仕事柄、いろいろな街を歩きますが、気がつくと足が向いているのは、こうした古い街並みだったりします。決して派手ではないけれど、人の気配や暮らしの温度が、静かに滲み出ている空間です。建物と建物の間に生まれた細い道は、単なる通路ではなく、暮らしと暮らしをやさしくつなぐ「余白」のように感じられます。

古い街並みを歩いていると、軒先の植木や洗いざらしの打ち水、ふと開いた格子戸の奥に、日常の気配が垣間見えることがあります。露路は、人の生活を隠すのではなく、ほどよく滲ませる場所なのだと思います。

一方で、現代の住宅地は、効率や合理性が優先され、道は広く、境界は明確になっています。その分、どこか人と人との距離も遠くなったように感じることがあります。だからこそ、現代の住まいづくりの中に、露路のような空間をもう一度取り戻したら.....そんなことをよく思います。

大きな仕掛けはいりません。ほんの少しの奥行きや、視線の抜け、共有できる余白があれば、街はもっと優しくなるのではないでしょうか。

...露路のある街並みは、過去のものではなく、これからの暮らしにこそ必要なヒントを、静かに教えてくれているような気がします。...

  • Japanese pagoda and old house in Kyoto at twilight

 

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