木の家を建てるときに使用できる補助金制度はありますか?
自治体で、木造住宅の建築に関する補助金制度を設けているところは多いです。
自治体単位での補助金になります
木造住宅を建てるときに補助金の申請ができる場合があります。地方公共団体による助成金制度で、その地域に住んでいる人が一定の要件を満たすと申請できるものです。木造住宅に関する助成金の場合、その多くはその地域で産出された木材を使用していることが条件になります。地域で算出された木材を○○%以上使用して新築住宅を建てたり、リフォームを行った際に助成金を支給するというものです。金額は20万円~50万円と地域によって幅がありますし、それほど大きなものではありませんが、住宅建築はもちろん、引っ越しや新居の家財道具など、お金はいくらあっても必要な時期ですから、助成金をもらえるのはありがたいでしょう。
木の家の建築を得意とする住宅メーカーや工務店に依頼する場合は、こうした助成金についても詳しい場合が多いため、まずは担当者に使える助成金制度がないかなどを確認してみるのがおすすめです。助成金があるために、その地域の木材を一定量以上使うように手配してくれる業者も少なくありません。木材の使用については、同じように一定の地域産木材を使用することで、住宅ローンの金利が優遇される銀行もあります。金額が大きいだけに、住宅ローン金利の優遇を受けることができると、支払総額に大きな違いが出ますから、使える場合は必ず申請しましょう。
こうした助成金などは、募集時期を設定していることが多いです。時期終了後に継続募集を行うこともありますが、中には件数の上限があって、申請が上限に達すると募集打ち切り、という自治体もあります。そのため、申請する前に募集時期が過ぎていないかもきちんと確認してから申請を行いましょう。こうした申請は建築を依頼した業者が代わりに行ってくれることも多いです。各自治体のHPには、木材利用に関するページを設けているところも多く、木の家を建てる前には一度目を通しておきたいものです。
まとめ
木の家を建てるときには、自治体で設けている補助金を使用できる可能性があります。そのほとんどは、地域で算出した木材を使用した住宅を建てた場合に補助金を支給するというもの。業者と相談しながら、できれば地域産出の木材を使用して木の家を作っていくようにしましょう。心地よい木の家を作りながら、地域活性化にも貢献できます。