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収納だけじゃない納戸の魅力!空間を活かす使い方と注意点。

家づくりの際に「納戸って必要かな?」と考える方は少なくありません。一般的には収納スペースとして認識されている納戸ですが、実はその使い方は多岐にわたります。この記事では、納戸の定義から、収納以外の活用方法、快適に使うための注意点まで、実際の生活に役立つ情報を詳しくご紹介していきます。

納戸とは?部屋との違いを理解しよう

納戸とは、建築基準法上の"居室"に該当しないスペースのことです。居室には、採光や換気などの条件が定められており、具体的には以下のような規定があります。

  • 採光のための窓の面積が、床面積の1/7以上必要

  • 換気のための開口部が、床面積の1/20以上必要

納戸はこれらの条件を満たしていないため、「部屋」としてではなく、"サービスルーム"や"フリールーム"などの名称で表記されることもあります。外壁に接していないことが多く、大きな窓を設けにくいため、採光・通風面ではやや劣る印象があります。

しかし、採光や換気の問題は照明や換気設備で補うことが可能です。そのため、収納スペースとしてだけでなく、生活スタイルに合わせた多目的な空間として活用することができます。

納戸の活用方法|収納だけじゃない使い道

家事室として使う

小さな机と椅子を設置し、家計簿をつけたり、裁縫をしたり、アイロンをかけたりといった家事に専念できる空間として活用できます。家族が集まるリビングやダイニングでは集中できない作業も、納戸なら静かな空間で快適にこなせます。

リモートワークの拠点として活用

在宅ワークが増えている今、納戸をワークスペースにするのも有効です。しっかりとデスクや椅子を配置し、コンセントの位置や照明を工夫すれば、仕事に集中できる空間が手に入ります。Web会議の背景に生活感を見せないレイアウトにすることで、プロフェッショナルな印象も保てます。

書斎・趣味スペースとして活用

書斎をつくりたいけれど間取りに余裕がない、そんなときにも納戸は便利です。読書スペース、模型づくり、ハンドメイド作品の製作など、集中して取り組みたい作業の場所として最適。少し狭い空間が、かえって心を落ち着けてくれることもあります。

子どもの成長に合わせて使い分け

お子さんが小さいうちはベビーカーやおもちゃの収納に。成長とともに、学用品や季節外れの衣類などの保管場所へ。最終的には一人部屋が必要になった際の拡張スペースとしても転用可能です。

納戸を使う上での注意点

湿気と温度管理に要注意

納戸は外気との接点が少ないため、湿気がこもりやすいというデメリットがあります。特に衣類や紙類、電子機器を収納する場合はカビやサビのリスクに注意が必要です。

対策としては以下のようなものが挙げられます。

  • 除湿器やサーキュレーターを設置する

  • 24時間換気システムを利用する

  • 扉を開けて他の部屋との空気循環を促す

  • 湿度計を設置して、こまめに管理する

収納効率を高める工夫

広さに甘えて床置きにしてしまうと、下にあるものが取り出しにくくなります。収納棚やボックスを活用して、縦の空間を有効に使いましょう。

  • 可動式の棚で収納量を調整可能に

  • 透明の収納ボックスで中身をひと目で確認

  • ハンガーパイプを使って衣類を吊るす

収納するモノに応じたレイアウトを考えることで、使いやすく整理された納戸に変わります。

コンセント・照明の準備を忘れずに

作業スペースやリモートワークに使う場合は、電源の確保と照明計画が重要になります。照明は白色系のLEDがおすすめで、作業のしやすさが格段に変わります。また、電源タップを使うときは、コードの配線に気をつけて転倒防止の工夫を忘れないようにしましょう。

納戸を活かす間取り設計のコツ

納戸の位置や広さによって、その後の使い勝手は大きく変わります。

  • リビングから近ければ、日用品や掃除道具の収納に便利

  • 寝室近くに配置すれば、衣類や季節物の収納に

  • 子ども部屋の隣なら、成長に合わせた学習スペースにも転用可能

また、将来的なライフスタイルの変化を見越して、柔軟に使えるよう設計しておくと安心です。

まとめ

納戸は、収納スペースという印象が強いかもしれませんが、その使い道は収納にとどまりません。家事室やワークスペース、趣味の部屋としても柔軟に活用でき、家族構成やライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるポテンシャルを持っています。

一方で、湿気や換気の問題などには注意が必要ですが、設備の工夫や整理整頓でそのデメリットは十分にカバー可能です。家づくりやリフォームを考える際には、納戸という空間にもう一度目を向けてみてはいかがでしょうか。思いがけず、暮らしを豊かにするヒントがそこに見つかるかもしれません。

 

 

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