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社長のひとり言

桜の木

いよいよ花見のシーズンですね...桜の木は分類でいうと600種を超える品種が確認されています。最初に名前が思い浮かぶのは「ソメイヨシノ」ですよね。このソメイヨシノは、実は観賞用として改良された品種なんです。真っ直ぐに成長しないため、建築資材として使用されることはほとんどありません。

サクラは古民家や高級和風住宅では、囲炉裏の縁や床の間、建具の下の敷居などに使われていますが、一般時には床材(フローリング)によく使われます。サクラは優しく美しい木目が特徴的な材料で、加工性の良さや適度な硬さから古くから床材として使われています。無垢のフローリング材として用いられることが多いのは「樺桜」や「西南桜」「水目桜」です。でもこれらは正式には、「カバノキ」の仲間ですが建築業界ではこれらを「サクラ」と呼んでいます。もちろん、本物の桜の仲間の中にも本桜と呼ばれる「山桜」とアメリカに生息する「ブラックチェリー」の2種類がありますが、これらは高級さと上品な雰囲気があり、高価格になってきます。...「樺桜」でも,硬く摩耗しにくいので,床材には向いていると思います。...



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