ブログ記事

社長のひとり言

トップ > 社長のひとり言 > 見直される土間...温故知新...

見直される土間…温故知新…

私たちのつくる「雨楽な家」には、昔懐かしい土間があります。土間に立って見上げれば、頭上には、井桁に組んだ力強い梁で構成された吹抜け空間があります。開放的な吹抜けは、ゆとりを感じさせてくれます。この家には、かしこまった「玄関」というスペースは、あえて設けません。玄関とは出入り口の一種であると認識しています。ですから縁側だって出入り口です。雪国では多雪時期には、2階の窓が出入り口になることも珍しくありません。昔は、玄関と言えば、「お客様を迎える」格式を重んじる意識がありましたから、表玄関.裏玄関、そして勝手口が別にありました。現代では核家族化し、近隣との付き合いも閉鎖的になり、意識も変わってきました。玄関スペースやホール、廊下をなくし、家族のコミュニケーションをとるために、田の字型のオープンな間取りにすることによって、土間という貴重で有効なスペースが生まれました。幼い頃親しんだ、田舎の祖父母の家には、大きな土間があり、農機具が所狭しと置かれていました。土間は元来、民家や町家には必ず見られ、作業場やお店として、家の人が働く場所でした。現在は、居心地のよいコーナーであったり、生活を楽しみ演出する空間として脚光を浴びています。

...生活様式の変化と共に、「土間」は住まいの中から消えていきましたが、最近、従来とは違った形で土間を取り入れて、生活を楽しむ方が増えてきています。...

...温故知新...古きを訪ね、新しきを知る...

一覧に戻る

お問い合わせはこちら