名古屋市・知多市で注文住宅・木の家の工務店なら明陽住建

ブログ記事

社長のひとり言

トップ > 社長のひとり言 > 夏も快適に過ごせる住まい

夏も快適に過ごせる住まい

「家の作りやうは、夏をむねとすべし」これは「徒然草」の有名な一節です。この後は「冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は堪へ難きことなり。」と続きます。徒然草は鎌倉時代末期の1330年頃に吉田兼好法師によりまとめられたものとされていますが、そんな頃も日本の夏の暑さは堪え難いものだったようです。


自宅での熱中症に注意...


現代の住まいは、優れた住宅設備や断熱材、電化製品等により夏も随分過ごしやすくなりました。しかし、総務省消防庁によれば、最近の熱中症の発生場所は3〜4割が敷地内全ての場所を含む「住居」なのだそうです。


日本の住まいの夏対策


高性能な住宅設備も頼りになりますが、住まいづくりの際には、日本の夏を快適に過ごすために考えられた伝統の家づくりの技や工夫、通風を意識した間取り等を上手に取り入れて、より良い住環境を目指しましょう。


日本家屋の特徴の一つでもある庇や深い軒は、夏の高い陽射しを遮り、冬の低い陽射しを迎え入れ、家を快適にしてくれます。夏場は軒下を利用してよしずやすだれ、サンシェードを、設置すると、外からの風を通しながら遮熱効果を増すことができます。障子やふすまを開け放てば、部屋が繋がり、家全体に風の通り道をつくりだせます。畳表の起伏やわずかな隙間、いぐさのスポンジ状になった内部に空気の層ができることで断熱材効果が生まれ、爽やかな質感を保ちます。高性能住宅に、このような日本の住まいの伝統的な考えを取り入れるともっと快適な住空間ができるのでは...

 









一覧に戻る

お問い合わせはこちら