中庭のある家で暮らすということ..自然とつながる設計…
2025/05/05
こんにちは、今回は「中庭」について考えてみたいと思います。「中庭のある家」と聞くと、どんな暮らしを想像しますか?光と風が家の中を優しく通り抜け、四季折々の表情を身近に感じる。
そんな、自然と寄り添う住まい方に憧れを持つ方も多いのでではないでしょうか。私たちは、この中庭のある暮らしを、限られた敷地条件でも実現できるよう設計の工夫を重ねています。
💡光と風を取り込むコの字型.ロの字型プラン
中庭を中心に、建物をコの字やロの字に囲むように設計することで、外からの視線を遮りながら、内側に開放感をつくり出します。外に閉じて、中に開く。この発想が、プライバシーを保ちながら自然を感じる家づくりの基本です。さらに、中庭に面した大開口の窓を設ければ、日中は照明いらずの明るさ。風もよく通り、エアコンに頼り過ぎない健康的な暮らしが実現できます。
中庭と室内をつなぐウッドデッキや深い軒
中庭には、木のデッキや深い軒を設けることで、室内と屋外の中間領域をつくります。ここは読書をしたり、子供が遊んだり、洗濯物を干したり...日常の動作がちょっと楽しくなる空間です。深い軒があることで、夏の強い日差しは遮り、冬のやわらかな光だけを取り込みます。パッシブデザインの工夫も、この中庭を活かした設計に組み込んでいます。
敷地条件を活かす柔軟なプランニング
「うちは狭小地だから」「南向きじゃないから」とあきらめていませんか? 実は、中庭の
ある家は周囲の環境に左右されにくいのもメリットです。隣家が迫っていても、中庭からしっかり彩光.通風が確保できるため、都市部の住宅でも効果を発揮します。
.私たちは一棟一棟、敷地の特性を読み解き、最適な形で中庭を設計します。
...中庭は、単なる「庭」ではありません。それは、家族の気配を感じて、自然とつながり、暮らしを深めるための「もう一つの部屋」だと、私たちは考えています。...