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家相と暮らしの整え方

こんにちは、今日は「家相」について考えてみたいと思います。

私たちは、家を建てるとき、間取りやデザイン、動線、彩光や風通しなど、さまざまなことに気を配ります。その中でも、昔から大切にされてきた考え方の一つが「家相(かそう)」です。

家相とは、住まいの間取りや方位、家の配置などを通じて、そこに暮らす人の健康や運気を整えようとする知恵の体系です。古くは中国の風水に由来し、日本では独特の発展を遂げ、江戸時代から庶民の家づくりにも取り入れられてきました。

なぜ今、家相が見直されているのか

現代は科学的なデータに基づいた設計が主流となっています。ですが、家相が今もなお一定の関心を集めているのは、それが「暮らしのバランス感覚」に根ざした考え方だからだと思います。たとえば...

鬼門(北東)を避けて水回りを配置しない

湿気や寒さの影響を受けやすい場所を避けることで、衛生的な空間を保つことができます。

玄関は明るく、風が抜ける場所に

気の入り口とされる玄関を整えることは、実際の住み心地にも大きく影響します。

家の中心(太極)を避けて階段やトイレを配置する

中心部を空間の「芯」として整えることで、住まい全体に安定感が生まれます。

これらはすべて、現代の建築的な合理性とも重なる部分があります。

家相とどう付き合うか

私自身、家相をすべて設計に反映するわけではありません。ただ、お客様の中には「気になる」「不安が残る」という方も少なくはありません。そんな時は、可能な範囲で家相を尊重し、設計の工夫で「安心できる暮らし」をサポートしています。たとえば、水回りの位置を少しずらす、玄関に明かり取りを設けるなど、ちょっとした工夫でバランスの取れた住まいになります。

...家相は迷信ではなく、暮らしを整えるための先人の知恵のひとつです。気にしすぎる必要はないけれど、「少し取り入れてみる」そんな柔らかい考え方で設計と向き合うことで、より気持ちの良い住まいができると私は思っています。...

 

 

 

 

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