木の家と鉄骨の家の違いについて教えてください。
木の家を鉄骨の家の違いは、建築費用・耐久性・耐震性・耐火性など
様々なものがあります。
地震や火事による不安を一番に考える
昨今、家を建てる時に地震や火事に対する耐久性を考える人が多くなっているようです。
今までのあらゆる災害に強さを発揮することを重視する家造りが見直されているのです。
そうなると、鉄骨の家のほうが有利なのでは?と考える人も多いと思います。
ここでは、木の家と鉄骨の家の違いを説明します。
家に何を求めるか…
木の家を鉄骨の家ではどちらがいいのか…家造りについてまずはここから考える人が多いと思います。
木と鉄骨、それぞれの特徴から考えていかなければいけないのですが、重要なのが家に何を求めるのかということです。
周囲の人のススメにしたがうのではなく、自分で決めることが大切です。
木の家の特徴
メリット
木の家を建てる場合、建築費用を安くできる場合があります。これは木の材質を選ぶことができるからです。
国産無垢材から輸入材、さらには集成材など様々な材質を選ぶことでかかるコストを抑えることができるのです。
また木の家は、木の大きさを自由自在に変えることができるので、新築やリフォームに対して自由度が高いことが大きな特徴といえます。
加えて、木の暖かみを感じることができる点も大きいでしょう。精神的な癒しになりますし、家族団らんにも欠かせない要素と言えます。
デメリット
一方で耐久性の低さがあるのも否めない事実です。
シロアリなどの害虫や気象災害の劣化を受けやすく、10年ごとのリフォームは必須となっています。
これは、耐久性の低さが主な要因です。
また、一般的に耐震性や耐火性が低いとされ、総合的に災害に弱いというイメージがあるかと思われます。
ですが実際、耐震性については施工方法次第で鉄骨の家と同等かそれ以上の耐震性を持つ家を建築することが可能です。
鉄骨の家の特徴
鉄骨の家は2つの種類に分けられます。
一つは厚さ6mm未満の鋼材を用いる軽量鉄骨構造と、もう一つは厚さ6mm以上の鋼材を用いる重量鉄骨構造です。
メリット
一般的に鉄骨の家は、鉄の靭性によって強度を保っているので耐震性に優れています。
これは、木の家に対する大きなアドバンテージと言えるでしょう(木の家も工法や材質によって優れた耐震性を発揮するものもあります)。
また、大黒柱が基本的に必要なく、大空間が作れることや、耐火性に優れているため火災保険が安い点もメリットとなります。
工期は鉄骨のほうが早いイメージがありますが、実際にはそれほど変わりはありません。
これは、鉄骨を工場で作成する準備期間が必要になるためです。
デメリット
鉄骨の家のデメリットとして、結露やカビの問題や、リフォーム時の家の拡張性などの自由度の低さなどがあげられます。
また、価格も木の家よりも高くなってしまうので、予算面でも検討が必要です。
まとめ
木の家と鉄骨の家とどちらを選ぶか迷うところですが、リフォーム時の自由度の高さやアレルギーに対する安全性を重視する声も高く、木のぬくもりを大切にしたいという考えから木の家を選ぶ人が多いようです。
もちろん、両者には一長一短があり、選ぶ人が何を求めるかによって変わります。選択についてはどちらがいいといった正しい答えはありません。
それぞれの特徴をよく考えて、木の家がいいのか鉄骨の家がいいのかを決めるようにしてください。