日本ならではの和の空間
2020/11/05
生活スタイルの洋風化で、一時は、床の間や縁側だけでなく和室そのものも不要論が唱えられましたが、今改めて、日本ならではの住まいが見直されています。そもそも住まいとは、気候や風土、生活週間によって独自の発展を遂げるもの。日本では、畳、障子、ふすま、縁側などの文化が築かれ、和の魅力が形作られてきました。日本ならではの和の空間は、しつらえによって華やかにも質素にもなりますが、例えば、床の間の花瓶に季節の花を生けたり、来客に合わせて香を焚くだけでもみやびで時には、侘び寂びを十分に演出できます。和で日本の伝統的な美意識を愉しみましょう。...私的には、和とか洋とかにあまりこだわらず和の要素を取り入れていきたいと思っています。例えば、リビングに、ニッチ風に床の間を設けたり、洋の空間に畳コーナーを設けたり、間仕切りに障子を使ったり、ちょっとした目隠しに、のれんを使ったり...「雨楽な家」では、和モダンというコンセプトで、和と洋を融合させています...