収納は造り付けに
2020/11/26
リビングは家族が集まるところです。人が集まるところには物も集まります。ですからリビングにこそ多くの収納を造るべきです。しかし多くの設計者とお施主様は、造り付け収納という発想すら出てこないのが現状です。多くの家のリビングが、タンスや収納ケースなどであふれかえっているはずです。リビングで使われるものは、比較的小さなものが多いので、サイズ的には腰までの高さのタンスなどが多く使われています。しかし、その上のスペースは無駄になっており、場所をとったわりには収納力はないというのが実際のところです。ですから、奥行きは浅くても天井まである造り付け収納を付ければいいのです。場所を取らず収納力が高く、第一見た目が綺麗です。来客時などには役立ちます。テレビも造り付け収納内に組み込むとよりスッキリするでしょう。リビングだけに限らず、キッチン収納や玄関収納、他の居室や廊下、ホールにも、収納や棚などを、用途に合わせて造り付けで造作します。こうすると、家全体がスッキリします。また、地震時などには安全も確保できます。しかし、設計時に、何をどこに収納するのか?きっちりとした計画が必要になってきます...まだアバウトなところは、可動式の棚などを使って逃げておきましょう...「雨楽な家」では、造り付けの収納を推奨しています...