名古屋市・知多市で注文住宅・木の家の工務店なら明陽住建

ブログ記事

社長のひとり言

トップ > 社長のひとり言 > 古い建物の思い出を残す

古い建物の思い出を残す

古い建物を解体する場合、解体前に大工さんに頼んで愛着のある部材を残すことができます。とはいえ、再利用できるもの、できないものなどがあります。利用の際の注意点を紹介します。
1.設計段階でできるだけ決めておく...単に装飾に使うだけなら工事途中でもよいのですが、思いつきで、古いものを使いたいといってもきれいに仕上がらないことがあります。建具や内法化粧材を本来の目的で使う場合はたいてい真壁造りになります。柱や梁が見える場合、あらかじめ古材がきれいに納まるように掘り込みに加工をしておく必要があるのです。いくら値打ちのあるものでも、大工さんにきれいに納めてもらわなければ本当の良さはでません。店舗建築のように単にベタベタと貼るだけでは、せっかくの材料が泣いてしまいます。
2.決して安価にはならない...古材を使うと、新しく材料を購入しなくていいので工事費が安くなるように考えがちですが、むしろ費用は余計にかかります。柱一本使うにしても、きれいに取り外し、掃除し、釘や小石を除去し、保管する手間が掛かります。さらに、プレカットができないので、その部分だけ手刻みになります。
...古材を使うということは、単にデザイン面だけではなく、その材料の持つ時間の重みを理解することです。...それぞれの思い出、亡くなられた人に対する敬意、思い出..到底お金には替えることのできない、目に見えない大切なものを残して未来に繋げていくことではないでしょうか...
...私たちは、皆様のそんな気持ちを大切にしたいと思っています。...




一覧に戻る

お問い合わせはこちら