桜の名所.高遠で感じたこと
2025/04/21
4月11日、長野県伊那市の高遠城跡公園へ花見に行ってきました。「天下一の桜」とも称される場所で、まさにその名にふさわしく、満開のタカトオコヒガンサクラが城跡をピンク色に染め上げていました。
私は仕事柄、どこへ行っても「建築屋」の目線」で景色を見てしまいます。今回の花見もただ綺麗だったで終わらないのが職業病といったところでしょうか。
城跡公園の造りを見ていて
感じたのは、「空間の使い方」と「素材の生かし方」が絶妙だということ。もともと石垣や門の遺構が自然と共存しており、人工物と自然が競い合うのではなく、お互いを引き立てあっている。これは、私たちが目指す「木の家づくり」とも通じるものがあります。無垢の木を使い、素材の風合いをそのまま活かす。そこにゆとりのある空間設計が加わることで、住む人にとって心地良い住まいになる。高遠の桜もぎゅうぎゅうに詰められた美ではなく、風が通り抜け、陽が差し込む中で、一本一本が間(ま)を保っているからこそ美しい。また、高遠城の石垣や土塁の構造を見ていると、長く持つ構造物とは何かを考えさせられます。400年以上前のものが今も人々を迎えてくれるというのは、それだけで価値がありますよね。木造住宅もきちんと手をかければ何十年、何百年と受け継がれていく建築です。
今の住宅は、最新技術の導入で効率化が進んでいますが、大切なのは「人が住み続けられる本質的な設計と素材選び」だと思います。
...色々と書いてしまいましたが、高遠の桜は実に美しかった。...
最後に...古民家の良い所と最新の設備を融合+今の時代に対応する(数値で表す耐震、断熱最高性能、気候変動にも対応例ゲリラ豪雨対策etc)住みやすい本物の木の家...これが我々が提供する木造住宅です。...