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バリアフリーの木の家を作ることは可能ですか?

木を主建材としてバリアフリーの家を建てることは可能です

木の家、またバリアフリーのニーズは年々高まっています。

 

バリアフリーとは

バリアフリーとは、高齢者や障がい者が安心して生活できるように、段差をなくしたり手すりをつけたりした住宅のことです。車いすでも出入りできるように、入り口にスロープをつけたり、エレベーターを設置したりするのもバリアフリーにつながります。高齢化社会になりつつある現在、バリアフリーの住宅のニーズはたかまりつつあるのです。

 

木造住宅とバリアフリー

木造住宅は、鉄筋コンクリート造りの住宅とは基礎の形状が違い、さらに床下の通気のために床を高くする必要があります。バリアフリーは段差を極力なくすことを基本としているため、地面から床の高さがたかくなる木造住宅は、外から家に入るときのバリアフリー化が難しいというのは事実です。また、2階建ての住宅などの場合はエレベーターを設置することで車いすでの2階への移動を行う方法がありますが、従来のエレベーターでは鉄骨がないと設置できないといった問題もありました。

 

入り口の工夫

バリアフリーの住宅だからといって、家のすべての出入り口にスロープを付ける必要はありません。メインの玄関は普通の形でも、入り口を広くとったテラスにスロープを付けるなどして、車いすでも出入りできる場所を作ることはできます。

エレベーターも可能

従来の大きくて重たいエレベーターは、木造の建築物に設置することはできませんでした。しかし、最近では木造の小規模施設や住宅にでもつけることができるコンパクトなエレベーターもあります。定員は少ないですが、家庭用であればもちろん問題ありません。

 

木の家のメリット

木の家のメリットは、なんといっても木の質感と柔らかい雰囲気で気持ちを和らげることができるということでしょう。環境にも優しく、冬暖かく夏涼しい木の特性を生かした住宅は、高齢者の住宅としても最適です。また、大規模地震が心配される今、家自体を木造で軽量化することで、倒壊の危険性も減ると考えられています。

 

まとめ

木造住宅には鉄筋コンクリートや新建材の住宅にはないメリットがあるのですが、バリアフリーという点では難しいと言われていたのも事実です。地面からの段差が大きくなることや、エレベーターの設置が困難だという点は、現在はクリアされつつありますので、バリアフリーの木の家を建てることは可能だといって良いでしょう。

 

 

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