シロアリが嫌いな木と好む木は?シロアリに強い木の家づくりのポイント3つ!
目次
シロアリに強い木の家を建てたいとき、まず気になるのが「どんな木材なら被害を受けにくいのか」という点ではないでしょうか。
実はシロアリは、すべての木材を同じように食べるわけではありません。木の種類や状態によって、シロアリたちが好んで寄ってくる木もあれば、避けたがる木もあるのです。
とはいえ、「この木なら絶対にシロアリが来ない」というものは存在しません。そのため、木材選びだけでなく、住宅全体で対策を考えることが大切です。
この記事では、シロアリが嫌う木と好む木の特徴、そしてシロアリに強い木の家づくりのポイントについてわかりやすく解説します。
シロアリにも好む木と嫌いな木があります

シロアリは日本全国に生息しており、基本的に木材を食べる昆虫です。完全に寄り付かない木というのがなく、条件さえ揃えばどんな木でも食害してしまう可能性があります。
とはいえ、シロアリにも好む木と嫌いな木はあります。木材に含まれる成分や硬さによって、食べやすいものとそうでないものがあるため、できるだけシロアリが嫌いな木で家を建てたほうが、被害は食い止めやすくなります。
住宅を建てる際は、こうした特性を理解しておくだけでも、将来的なシロアリ被害のリスクをぐっと抑えることができます。
シロアリが嫌う木
シロアリが嫌う木としてよく知られているのは、ヒノキやケヤキです。こうした木の成分には、シロアリが嫌うとされる精油成分が含まれており、被害を受けにくいとされています。
ヒバ
ヒバの防虫・防腐成分としてよく知られているのは、ヒノキチオール(Hinokitiol)です。青森ヒバに多く含まれており、シロアリだけでなくカビや細菌の増殖を抑える働きもあります。
そのため、古くから寺社建築や高級住宅、浴室材などにも使用されてきました。
主な作用
-
強い抗菌作用
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防虫
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防腐
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ヒノキ
ヒノキにはテルペン系の化合物が含まれており、シロアリが嫌う香り成分を含むことから、寄せ付けにくくするとも言われています。
ケヤキ
ケヤキはヒバのように明確な防蟻成分が知られているわけではありませんが、ポリフェノール系化合物が関係すると言われています。タンニンやフラボノイドなどのポリフェノールを含んでおり、防虫や抗菌、防腐作用を持つとされています。
木の芯材
木の中心部にある色の濃い部分「芯材(しんざい)」は特に腐りにくく、かなりの防蟻性があるので、相対的にシロアリの被害は受けにくくなります。
その反面、木の外側の部分である「辺材(へんざい)」は栄養分が多い反面、防蟻成分が少ないとされています。
ただ、腐りにくいとされるヒバやヒノキの芯材を使っているからといって安心することはできません。湿気対策や防蟻対策などと組み合わせて対策をしましょう。
シロアリが好む木
一方で、シロアリが好むとされているのが柔らかい木材です。
柔らかい木はシロアリにとって食べやすいため、被害を受けやすくなってしまいます。代表的なものとしては、マツやモミなどが挙げられます。
ただし、こうした木材が住宅に使用できないというのではなく、使用する場合に防蟻処理を行うことで、被害に遭いにくくすることはできます。
また、建材として使うだけでなく、庭木としてマツの木やモミの木が植えてあるという場合は、そこにシロアリが巣を作り、建物へ被害が広がる可能性もあります。住宅周辺の環境も含めて、気にかけておくようにしましょう。
濡れて柔らかい木
木材の種類に限らず重要なのは、木材の状態です。シロアリは乾燥した木よりも、濡れた木が大好物になります。理由は単純で、湿った木材は柔らかくなり、食べやすくなるためです。
そのため、以下のような場所ではシロアリが発生しやすくなります。
- 湿気が多くて湿った床下の柱の部分
- 雨漏りのする屋根裏
- 浴室・洗面所などの水回り
- 通気性の悪い壁の内部
そのため、木材を選ぶだけでなく、建材が濡れないような工夫や、湿気が溜まりにくくする工夫も必要でしょう。特に最近の住宅は気密性が高いため、湿気がこもりやすく、見えない部分でカビやシロアリ被害が発生することもあります。
シロアリ対策では木材選びだけでなく、湿気対策や通気性の確保も非常に重要です。
シロアリに強い木の家づくりのポイント3つ
シロアリ被害を防ぐためには、次の3つのポイントを意識することが大切です。
①防蟻性の高い木材を選ぶ
ヒノキなど自然の防蟻性を持つ木材を使うことで、シロアリ被害のリスクを抑えることができます。
②防蟻処理を行う
木材の種類に関わらず、防蟻薬剤による処理や基礎構造の工夫など、専門的なシロアリ対策を取り入れましょう。
③湿気対策を徹底する
シロアリは湿気の多い環境を好むため、床下の通気性を確保するなど、建物の湿気対策をしっかり行うことが被害防止につながります。
理想の木の家づくりは、不安解消から
シロアリは、どんな木でも食べますが、ケヤキやヒノキなどの木はシロアリが苦手とする成分を含んでいるため、比較的被害にあいにくいとされています。
とはいえ、湿気が溜まって木が湿っていたり、雨漏りで濡れてしまったりすると、シロアリが食べやすい環境となってしまいます。湿気対策を十分に行いましょう。
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