木の家にピッタリの木製サッシ。そのメリットとデメリットには何がありますか?
インテリア性や断熱効果が高い半面、お手入れの手間がかかりコストも上がります。
木製サッシのメリット
- インテリア性が高い
アルミのサッシに比べて、温かみがあり、和室にも洋室にもマッチするインテリア性の高さが木製サッシのメリットのひとつです。ナチュラルでありながら存在感があり、部屋の雰囲気を心地よいものにします。特に、木を多用した無垢の家にはよく似合うので、木製サッシを選ぶ人も多いです。
- 断熱効果が高い
木は断熱効果が高いので、アルミのサッシに比べて木のサッシはかなり断熱効果がアップします。外の冷気を感じにくいだけでなく、結露がしにくいというのも大きなメリットでしょう。結露が少ないので、サッシや周囲の壁にカビが生えるという心配もありません。
- 長く使える
実際、海外では築100年にもなる家で木製サッシがそのまま使われていることも多いです。もちろん気候などの違いはありますが、木製サッシはきちんとお手入れをすれば長く使える建材になります。無垢の木を使っている場合は、経年変化を楽しむのも良いでしょう。
木製サッシのデメリット
- コストが高い
通常使われるアルミサッシよりも、コストは高くなります。すべての窓を木製サッシにすると、かなりコストが高くなってしまうかもしれません。
- お手入れが大変
木製サッシは長く使うことができますが、それはきちんとお手入れをした状態でのことです。基本的には木製サッシは塗料が塗られていますが、塗料は年月とともに剥げてしまうので、定期的に塗りなおす必要があります。メンテナンスを怠ると、逆にアルミサッシよりも早く劣化してしまうので注意が必要です。
- 気密性に欠けるものも
最近では気密性を高めた木製サッシもありますが、従来の木製サッシはどうしてもかすかな隙間などができやすく、冷気が入り込む元になっていました。せっかく断熱性に優れた木のサッシを使うのですから、気密性にも注意して、温かく過ごせるものにしましょう。
まとめ
木のサッシはどんな部屋にも合いやすく、外から見ても中から見ても素敵です。そうしたインテリア性の高さで木のサッシを選ぶ人も多いのですが、知られている以上に断熱性などの面でも優秀で過ごしやすい家になります。ただし、アルミサッシに比べてコストが高く、定期的なお手入れも必要になるので、その点は理解した上で設置するようにしましょう。