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所有している山の木を利用して、木の家を建てることはできますか?  

山から木を切り出して家を建てることは可能です。

 

山の木を利用して建材にするまでの工程

木造住宅は確かに木を材料として建てますが、切り出した木がそのまま建材として使えるわけではありません。山の木を切り出すためには、まず切り出した木を運び出す林道などのルートを確保して、切り倒した木は数ヵ月乾燥させます。しかも、木の活動周期の面から伐採は冬季にしかできないため、伐採準備、伐採、乾燥だけで1年~数年かかることもあります。こうして乾燥させた木を切断して木材とするのです。しっかり乾燥させないと反りやゆがみ、カビなどの原因になるため、木材にするための工程がとても大切なのです。こうして工程を経て、実際に所有している山の木を使って家を建てる人もいます。

 

山の木から家を作るメリット

所有している山の木を使うということで、やはり家に対する愛着はかなり強くなります。世界に一つだけのオンリーワンの家として、大切に住む気持ちになるのではないでしょうか。また、丸太から建材を切り出すため、好きな大きさに建材をカットして使うことができます。なかなか売っていないような太い柱など、オリジナリティのある家が作れるのもメリットです。また、自然の素材を使った家ということで、気持ちよく暮らすことができるでしょう。

 

山の木から家を作るデメリット

木を切り出して建材にする場合は、建材として使える状態にするまでに長い期間がかかります。普通であれば数か月で建つ家が、完成までに数年かかってしまうことも少なくありません。また、山の木を使うことで確かに木材を購入するお金は節約できますが、木を切り出して乾燥させて運搬して建材に加工する、という工程と長い期間が必要になるため、費用に関しては建材を購入するよりも高くつくことが多くなります。高級建材になるような種類の木がたくさん生えている山でない限り、費用の面では得になることはなさそうです。

 

まとめ

山林を所有している場合、対応してくれる工務店に依頼すれば山の木を切り出して家を建てることは可能です。ただし、木を切って乾燥させて運び出すとなるとかなりの期間が必要になるため、費用も決して安くはなりません。それでも、自分の山の木で作った家というのは、特別な愛着がわくものです。費用や期間に余裕があるのであれば、ぜひ建ててみてはいかがでしょうか。

 

 

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