ナチュラルで無垢の家によく似合う、藤タイルや竹タイルのメリットとデメリット。
籐タイル・竹タイルとは
温泉や健康ランドなどに行くと、脱衣所が竹や籐などでできたフローリングをよく目にします。表面は天然の籐や竹でできており、裏面がラバーになっているのが特徴です。30~50㎝四方程度の正方形になっており、それをタイルのように敷き詰める形です。住宅の脱衣所はもちろん、室内の床材としても使いやすい建材です。
籐タイル・竹タイルのメリット
籐タイルや竹タイルのメリットのひとつは、表面に触れたときの気持ちのよさです。濡れた足で歩いてもべたつきを感じることがなく、快適に過ごすことができます。これが脱衣所などで使われる理由です。また、裏面は厚みのあるゴムなので弾力があり、床そのものにクッション性ががるため、小さい子供がいる家庭などでも安心でしょう。
明るい籐の雰囲気はナチュラルな空間にもよく合いますし、色目の濃い竹タイルなどはオリエンタルな雰囲気の部屋にも似合います。自然素材を使っているので、無垢の家との相性が良く、インテリアの面でも取り入れてみたい床材です。
籐タイル・竹タイルのデメリット
籐や竹は水に強い素材ですが、その下がゴムになっていてそれを床の上に敷き詰めているという構造から、水が大量に染み込んだ状態で放置しておくのはよくありません。脱衣所などに使う場合は、足ふきマットなどを利用して水浸しにならないようにして使い、換気扇などを活用して乾燥させることも大切ですので、ビニールシートのように濡れても拭けば終わり、というわけにはいかないでしょう。
とはいえ、タイルの形状なので、傷みがひどい箇所だけを交換することも可能です。材質によっては費用が高くなることもあるので、使う場所に合わせて、素材や色を選ぶとよいでしょう
まとめ
籐タイルや竹タイルを住宅に取り入れる人も多くなっています。天然素材の気持ちよさがあり、素足で歩いてもサラサラで快適なのが籐タイルや竹タイルのメリットですが、脱衣所などに使う場合は水浸しのまま放置しないなど、ある程度のお手入れは必要になります。
傷みがひどい場所だけ交換もできるので、最初から予備を何枚か確保しておくのもおすすめです。