新築入居前の完成見学会の依頼、どうする?承諾した際の特典は何がある?
基本的には嫌なら断ってかまいませんが、特典がある場合もあります。
完成見学会の依頼は断れる?
住宅を新築すると、入居前の完成見学会を住宅メーカーや工務店などからお願いされることがあります。新しい家に、知らない人を入れたり、触られたりするのが嫌だという人もいるでしょうから、こうした依頼は基本的には断ってもかまいません。ただし、建築時の契約に完成見学会の実施が記載されていたり、見学会の実施を条件に設備などのオプションをつけてもらった場合などは、断ることはできないでしょう。
承諾したら特典がある?
承諾した際に特典があるかどうかは、住宅メーカーや工務店によって異なります。実施を条件に設備のグレードを上げてくれるなどの特典がある場合もあれば、カーテンなどの備品を用意してくれることもあります。謝礼として金銭をもらえる場合もありますが、本当に謝礼程度で大金がもらえるわけではありません。お金に代えがたいメリットとして、はじめから完成見学会をやる前提で家を建てることによって、手抜きなどをせずにきれいな仕上がりにしてもらえるという安心感を挙げる人も多いです。また、こだわりの家を、人に見てもらうのが嬉しい、というのももちろんあるでしょう。
完成見学会をする場合
完成見学会をする場合は、施主としての希望を住宅メーカーや工務店などに伝えることもできます。例えば、完全予約制にして、身元の不確かな人は入れないようにしてもらったり、すでに住宅を契約した人だけを対象にしてもらうこともできます。また、子供がいるとどうしても汚れたりトイレを使いたくなったりすることもあるので、子供の参加はNG、というケースも多いです。こだわりの我が家を見てもらうのは楽しいことでもありますが、住んでいない状態とはいえ、知らない人に家の中を見せるというのは、防犯の面でも心配はありますから、参加者の限定はしておいた方がよいでしょう。また、スリッパなどの準備は大丈夫か、住宅メーカーなどに確認しておくことも大切です。
まとめ
新築入居前の完成見学会は、必ずしもやらなければならないわけではありません。断ってもかまいませんし、行う場合でも完全予約制にするなど、安心して見せることのできる配慮は必要でしょう。行うことによって、謝礼や設備のサービスがあるばあいもありますし、見学会をするからということで、丁寧な施工をしてもらえるという安心感もあります。