注文住宅Q&A

トップ > Q&A > その他 > 瓦、ガルバリウム、コロニアルなど、屋根材の種類4つとその特徴

瓦、ガルバリウム、コロニアルなど、屋根材の種類4つとその特徴

屋根材は、種類によって費用や耐久性に違いがあります。

屋根材の種類

昔は屋根材というと瓦でしたが、最近ではさまざまな種類の屋根材があります。種類によって、費用や耐久性なども異なりますので、機能を比較の上に予算に合わせてえらぶのがよいでしょう。

瓦は日本で昔から一般的に使われてきた、伝統的な屋根材です。粘土を焼いて作られますが、釉薬をかけて焼いた陶器瓦や、釉薬を使わずにいぶすことで色を出したいぶし瓦など、いくつかの種類があります。瓦屋根の特徴は、まずその耐用年数が長いことで、比較的耐用年数が短いいぶし瓦でも30~60年

陶器瓦の場合は50~60年がその耐用年数だといわれます。費用は高めになりますが、長く使えることを考えるとそれほど割高だとは言えません。断熱性・耐火性にもすぐれていますが、施工によっては台風などで瓦が飛んだり、凍結でひび割れることもあり、修理が必要なることもあります。

なお、重いので地震の際にその重みで家が潰れやすいのもデメリットです。

ガルバリウム

金属を使った屋根の中でも、人気の高いガルバリウム鋼板は、鋼板をアルミニウムや亜鉛でコーティングしたもので、耐火性や耐久性に優れており、軽いので耐震性にも優れています。ガルバリウム鋼板だけでは断熱性や防音性の点で不安があるので、その点での対策をするとよいでしょう。費用は瓦よりは安く、カバー工法も可能です。

コロニアル

スレートとも呼ばれる屋根材で、セメントに繊維質を混ぜたものを薄い板状にして塗装を行っています。カラーバリエーションが豊富で、価格も安いので、人気の屋根材です。耐火性や断熱性にも優れており、比較的軽量なので地震にも強いのがメリットです。ただし、強度は高くないので、災害や積雪などで割れてしまうことがあるのと、定期的な塗り替えが必要なのがデメリットといえるでしょう。

アスファルトシングル

グラスファイバーにアスファルトを塗装して表面に石粒を吹き付けたものをアクリル樹脂で固めたのがアスファルトシングルです。柔軟で曲がった面にも使用でき、施工が簡単で軽くて耐震性にも優れたアスファルトシングルは、日本ではまだそれほお多く使われていませんが、海外では古くから使われており、非常にシェアが高い屋根材でもあります。

まとめ

屋根に使われる素材には、昔から使われていた瓦の他、ガルバリウム鋼板などの金属、コロニアルなどのスレート、海外で人気のアスファルトシングルなど、いろいろな種類があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、比較しながら選ぶのが良いでしょう。

 

 

そのほかの「よくある質問」はこちら

一覧に戻る

お問い合わせはこちら