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柿葺き(こけらぶき)

少し前ですが、名古屋城本丸御殿の工事中に見学に行った時に、ちょうど柿葺きの工事中でした。伝統工法の柿葺き職人の仕事を見ることができ、良かったです。そんなことで、伝統工法の柿葺きについて触れておきます。

柿葺きとは、ヒノキ、マキなど比較的水に強い木材を長さ24センチメートル前後、幅6〜9センチメートル、厚さ数ミリメートルの短冊形の薄板に挽き割り、屋根木舞(こまい)の上に竹釘を用いて葺き重ねていく屋根葺き方法。この薄板を柿板(こけらいた)または、へき板、木羽板(こばいた)などとよび、一つの断面に重ねた柿板の枚数の多いものほど高級工事とされる。広義の板葺きに属するが、長大な板を平葺きにする普通の板葺きとは異なる。柿葺きは高級邸宅の屋根に用いられ、桂離宮殿舎はその典型である。しかし防火上の見地から現在これを一般建築に用いることはできない。なお、柿葺きに似たものに栩(とち)葺きがあり、これは厚さ9ミリメートル以上の板を用いる。また江戸時代には柿葺きと栩葺きの中間の厚さの板を用いた木戝(とくさ)葺きと呼ぶものもあったそうです。

...柿葺きに限らず、こうゆう伝統工法は残していかなければ...

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