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木造力を活かす。木造軸組.真壁の家

真壁の柱と梁の構造美、力学的バランスの見事な調和。

日本人の研ぎすまされた感性の中で育まれた「木造軸組の家」棟上げの時、構造体が立ち上がってゆく美しさ。整然と柱が立ち並び、理にかなった梁がかけられる。それぞれの構造材が自らの全存在をかけて力を入れて受け持っているその姿は、とても力強いものです。無駄のない力学的バランスの見事な調和は、構造美だけでなく、見るものに安心感を与えてくれます。

「真壁づくり」の柱と漆喰壁の美しさは、日本人の心を癒すものであり、茶の湯、生け花、能などに通じる引き算の美学がそこにあります。すべてを見せる「真壁づくり」は職人の技や心がそのまま表れます。受け継がれる匠の技がその美しさを造り上げているのです。

「木造軸組工法」「真壁づくり」について簡単に説明します。「木造軸組工法」とは、主に柱や梁といった軸組(線材)で支えられる、木構造の工法のひとつです。日本の伝統工法を発展させたもので「在来工法」ともいわれます。面で支える2✖️4工法などに比べ、壁の位置や窓の大きさなどに制限が少なく、間取りなどを自由にアレンジでき

ます。後々に増改築をする際にも間取りの変更がしやすく、ライフステージの変化に柔軟に対応できます。「真壁づくり」つまり「真壁構造」とは、構造材の柱や梁がそのまま化粧材として壁の表面に表れている壁のつくりをいいます。木の表面が空気に触れるため、呼吸を妨げられず調湿力を発揮できます。木の良さを活かす木造軸組工法本来の使い方です。高温多湿の日本の気候風土には「木造軸組工法」「真壁づくり」が最も適した工法だと考えます。

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