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畳の性質と魅力

最近の住宅では、めっきり少なくなった畳ですが、日本の伝統文化でもある「畳」について触れておきます。

畳の性質は、「夏はひんやり、冬はあたたか」

畳表のイグサは熊本や岡山などが産地で、冬に水田に苗を植え、7月頃収穫されます。刈り取った茎をそのまま干すと褐色になり、品質が低下するので、染土を溶かした泥水の中にイグサを漬けた後で乾燥させる。こうすることにより、イグサの青さと香りの良さが長持ちします。

畳の部屋に座ると心が落ち着くのはなぜだろうか。畳には断熱性があるので、冬はぬくもりを、夏はひんやり感を与えてくれます。畳には優れた吸放放湿性があるので、不快な湿気を吸い取ってくれ、乾燥すれば水分を放出してくれます。畳には吸音性もあるので室内に静寂をもたらしてくれます。また、畳は日本人の皮膚の色に近い反射率なので、やすらぎを与えてくれます。畳には鎮静効果のある独特の香りがあるので、森林浴のように心を癒やしてくれます。

「女房と畳は新しい方がよい」ということわざがありますが、これは「女房も畳も新しく取り替えるのが一番」という意味ではなく、新しい畳の味は格別だが、色あせてきたら表替えだけで新鮮さを楽しむことができる。それと同じで女房も、心身リフレッシュで年相応の魅力を重ねてくれば、古女房に勝るものはない!という意味だそうです。...

..畳には、こんなに多くの魅力があります、最近では、洋室にも畳を取り入れたデザインがあったりと畳が見直されつつはありますが...

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