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見直したい日本の暮らし

私たちの回りには「洋」のスタイルの家が増えています。これは多くの人たちの生活スタイルが欧風化した影響であると思います。日本では、「土足で上がり込む」ことが、ことわざでも無礼な行為を指すように、いくら生活が欧風化しても、靴を脱ぐ文化はゆるぎません。

素足で過ごすことは日本人の体質に合ったスタイルです。日本の洋の住まいは、あくまでも「洋風」です。天井の高い西欧風な空間で靴を履いて生活するスタイルには違和感があります。床に石を張り詰め、じゅうたんやソファを置いても、床にゴロリと寝転がれない。日本人にとっては、靴を脱いで家に上がり、畳や木の床にゴロゴロ寝転がるのが自然で心地よいことなのです。

ヨーロッパの住宅は天井が高く、上から光を採るので天井を明るくし、シャンデリアも豪華にし、上にお金をかけています。逆に昔の日本の民家は、深い軒から大きな開口の掃き出し窓を通して光が入ってくるのですから、床が気になります。

土足で生活する欧米では、床は汚れて当たり前ですが、日本は素足の文化ですから床を清潔に保つ必要があったのです。日本の住まいの床は、畳とともに、自然素材で経年美化が誇れる無垢の木でつくりたいものです。

...日本の家づくりや暮らしを考えるときに、和の心や和の魅力を探ることも必要なのでは...日本の木造軸組の家の美しさは、柱と梁で構成される垂直と水平のしっかりとした、「構造美」なのではないでしょうか!...

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