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入母屋造り

現代の住宅ではほとんど見ることがなくなった入母屋造りについて書きます。


屋根は風雨や暑さ寒さをしのぐためのシェルターの役割があり、竪穴住居にその原型を見ることができます。建築技術の発達とともに屋根は多様な形態をとり、日本建築の外観美を表すものとなりました。屋根の代表的な形は、棟の両側に屋根が傾斜した切妻、四方向に傾斜した寄棟があります。上部を切妻、下部を寄棟の形にしたものが格式の高い入母屋造りで、寺院建築や貴族の館に多く用いられ、建築例に唐招提寺講堂、三十三間堂などがあります。


入母屋は今も格式のある日本建築には用いられています。しかし、近年ではこの屋根を造れる職人が少なくなっているといわれています。マンションや建売住宅が増え、日本各地の風土から生まれた特徴的な屋根はほとんど失われました。屋根の勾配と深い軒は、夏の日差しを遮り風雨を防ぐ機能がありますが、洋風建築の影響、敷地スペースや防火の観点から、屋根はフラットに、軒は短くなっています。


’...美しさと機能を併せ持つ和の屋根が最近見直されつつあります。...


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