通気断熱WB工法の家、日本の気候にあった「呼吸する家」で健康的な住環境になる建築工法
2024/04/11
「通気断熱WB工法」と聞いてもよくわからないという人が多いのではないでしょうか?
家には様々な高性能な工法がありますが、
WB工法は、日本の気候にあった「呼吸する家」快適で健康的な住環境を提供するための建築工法です。
*「通気断熱WB工法」とは?
1.壁の中の通気性
・WB工法の大きな特徴は、壁の中を空気が流れることです。
・この通気性により、無駄な湿気や夏の熱気が家にこもりません。
・湿気がこもらないため、木材が劣化しにくく、家を丈夫に保つことができます。
・高温多湿の日本では、風通しの良さが家を長持ちさせる秘訣となります。
2.形状記憶合金
・WB工法は、季節に合わせているので 「衣替え」をする考え方を取り入れています。
・気温の変化に応じて伸縮する形状記憶合金を利用した通気口を設置します。
・暑くなると形状記憶合金が縮み、通気口が自動的に開きます。
3.気密性と断熱性
・冬は形状記憶合金が伸びて通気口が閉じ、外からの冷気を遮断します。
・壁の中に空気の層ができ、気密性と断熱性がアップします。
・冬でも暖かい室内を実現できます。
・湿気を通す壁:
WB工法は日本の伝統工法である「土壁」(湿気を逃す)の原理を応用した透湿性のある壁を採用しています。
・室内の臭いや有化学物質も湿気と一緒に壁を透過して屋外に排出します。
・結露の心配もなく、常にクリーンな空気が保たれます。
WB工法は、快適な住空間を提供するため魅力的なシステムです。
大臣認定...3年4ヶ月の申請期間を経て、2006年8月に国土交通省大臣から、当時の建築基準法施行令の第20条の7で、「WB工法は、室内換気を具備せず最も不利益な条件下において1時間に0.5回以上の換気に相当する透過を認める」という内容で認定をいただきました。
*WB工法のメリット
1.夏は涼しく、冬は暖かい。
・外気温に応じて通気口が自動で調整され、室内の温度を一定に保ちます。
・冬は断熱性を高め、外気の冷たい空気を遮断します。
2.健康に良い
・通気断熱WB工法は、湿気や有害な物質を外に排出すため、シックハウス症候群の心配が少なくなります。
・室内の空気がキレイな状態を保ち、家族の健康を保ちます。
*WB工法のデメリット
・初期費用がかかる
WB工法の導入には初期費用が掛かります、坪当たり¥50000ほど高くなります。
ただし、メンテナンス費用は、ほぼかかりません。(取り替えや掃除を必要とする機械類を使わないため)
形状記憶合金で開閉しているので電気で動かす換気扇を付ける必要がないので電気代がかかりません。
*通気断熱WB工法の仕組み
WB工法は下記のような仕組みを持っています。
1.通気層の設置
・壁の内部に2つの通気層があります。
・形状記憶合金を用いて外気温と室内の温度差を感知し、自動開閉装置が通気を制御します。
・冬は室内の足元の壁にある開口部を手動で閉め、外気の冷たい空気が室内に入らないよう遮断します。
・自動開閉装置が冷たい空気を感知し、自動に装置の口街閉まるため、通気層の中にも冷たい空気が入ってきません。
・2.通気断熱の仕組み
・通気断熱WB工法は、家全体を二重の空気層で包み込みます。
・形状記憶合金による自動開閉装置と室内吸気循環装置によって、家全体を通気断熱します。
*(株)明陽住建のこだわりの家づくり
明陽住建は、通気断熱WB工法、耐震性、断熱、無垢の木、自然素材にこだわり、安全で快適な木の家づくりを提供しています。
1.通気断熱WB工法
上記参照
2.耐震性
・家ごとに個別に行う詳細な構造計算「許容応力度計算」」を標準で採用。
・耐震等級3を標準としています。
・「許容応力度計算」とは、外力を受けて部材にかかる力(応力度)が部材の許容できる力(許容応力度)以下におさまることを示す計算法。
3.高い断熱性能
・温熱等級5(UA値0.6以下)を標準としています。夏涼しく、冬は暖かい快適な空間を実現。もちろん、それ以上の等級6〜7にも対応(オプション)。
4.無垢の木、自然素材
・無垢の木、自然素材にこだわり、調湿.消臭効果、香りによる癒し効果など、住みやすい家づくりを重視しています。
(株)明陽住建は、WB工法と木の特徴を活かした家づくりでお客様には安心と快適をお届けします。
*このブログは、株式会社明陽住建
代表取締役 1級建築士 原田明が書いています。
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