千利休の茶室に学ぶ現代の和モダン住宅
2026/01/13
和モダン住宅という言葉は、いまや珍しくありません。けれど本当に「和の本質」を受け継いでいる家は、意外と少ないように感じます。
私たちが家づくりを考えるとき、いつも頭の隅にあるのが、千利休の茶室です。
小さな中にある、豊かさ
利休の茶室には、明るすぎる空間はありません。あえて影をつくり、光を際立たせます。現代住宅では、明るさ、開放感、大開口が求められがちですが、私たちは、時に「影のある場所」をつくるのも必要と考えます。例えば、朝の柔らかな光、夕方の陰影、木目に落ちる薄明かり。こうした瞬間にこそ、日本人の感性が最も安らぐ時間ではないでしょうか。
住まいは、心を整える場所
茶室はただお茶を飲むための空間ではありません。心を整え、自分と向き合う場所です。住宅も同じだと思っています。忙しい日常の中で、ふっと力を抜ける場所、.自然と深呼吸できる場所。
千利休が遺した思想は、400年以上経った今でも、私たちの家づくりに確かに生きています。
和モダンとは、思想である
和モダン住宅とは、和風の見た目でも、流行のデザインでもありません。「どう暮らしたいか」「何を大切にしたいか」その問いに、日本人らしい答えを出そうとする姿勢そのものが、和モダンなのだと思います。...私たちは、これからも、千利休の茶室に学びながら、静かで、強く、やさしい家づくりをしていきたいと思っています。...







