無垢のフローリングとワックス選びの注意点4つ。
どのような塗装が施されているフローリングなのかを確認することが大切です。
フローリングの塗装を確認
無垢フローリングであっても、何らかの塗装が施されているのが一般的です。基本的にはフローリングの塗装はウレタン樹脂の塗膜を作るウレタン塗装と、オイル塗料を浸透させる自然塗装がありますが、ワックスを選ぶ上でまず大切なのは、フローリングにどんな塗装が施されているかを確認することです。施工時に業者に確認したり、書類を見たりして、塗装の種類、できれば塗装剤やその時に使われたワックスの種類なども聞いておくとよいでしょう。
樹脂ワックスは塗り直しが必要
樹脂ワックスは、樹脂によってフローリングのコーティングをするワックスです。塗って乾かすことでフローリングの表面を保護する膜ができるので、きれいな状態を保つことができますが、半年から1年毎に塗りなおしが必要になります。
塗り直しの際には、ワックス剥がしで前に塗ったワックスを剥がしてから塗りなおすと、きれいな状態を保つことが出来ます。基本的には床の表面はコーティングで硬くなりますが、子どもの転倒などが心配な場合は、表面に弾力性を持たせるワックスなどもあるので、それを選ぶのがよいでしょう。
オイル仕上げの床にはオイルワックスを
オイル仕上げのフローリングには、オイルワックスを使うのが基本です。オイルワックスは、油分を床に染みこませることで、汚れが染みこまないようにしたものです。徐々に揮発するため、定期的な塗り直しが必要ですが、浸透するワックスなのでワックス剥がしは行わず、塗り重ねることになります。その点からも、施工時に使われたワックスの種類を確認して、同じものを使うのがよいでしょう。
ワックス不要の床も
ワックスフリーの加工がされたフローリングもあるので、その場合はワックスは必要ありません。水や油を弾く特性があるので、ワックスを塗っても弾かれてしまい、きれいに塗ることができません。
まとめ
ワックスを選ぶときは、まず塗りたい床がどのようなフローリング塗装をされているか調べることが大切です。ウレタン塗装を行った床にはオイルワックスは浸透しませんし、オイル塗装を行っている床にはできるだけ使われたものと同じオイルワックスを使いたいものです。いずれにしても、家の施工や購入を行ったときに、床の仕上げの状態と、お手入れやワックスの方法なども聞いておくことをおすすめします。