無垢フローリングで避けたいこと3つ。
無垢の性質上、避けたほうがよいことがいくつかあります。
無垢フローリングは、暖かい質感とナチュラルな雰囲気が魅力ですが、長く快適できれいな状態を保つために、いくつか避けたほうがよいこともあります。
ホットカーペットやこたつ
無垢フローリングは、一般的に熱にあまり強くありません。自然の木を使っているので、ホットカーペットやこたつなどでその部分だけ熱を加えると、部分的に乾燥してしまうため反りや割れができる可能性があります。
冬でもそれほどひんやりしないのが無垢フローリングの魅力ですから、無垢材そのものの手触りを楽しむようにしましょう。寒さが気になる場合は、無垢フローリングでも使える床暖房にしたり、家全体を温めるセントラルヒーティングなどを利用することをおすすめします。
水気のある清掃
無垢材は水に濡れるとその水を吸い込んでしまいます。そのため、水に濡れたモップや雑巾での掃除は、木そのものを濡らしてしまい、傷みやすくしてしまうので避けるようにしましょう。
掃除は基本的に掃除機やホウキなどで埃をとり、表面を拭く場合は乾拭きをするようにします。濡れ拭きが必要な場合は、水で濡らした雑巾を固く絞って拭き、その後その部分を十分に自然乾燥させます。
清掃時以外でも、コップの水を溢したり、結露で床が濡れたりした場合は、すぐにふき取るようにしてください。また、スチームクリーナーなども、水を霧状にして吹き付けて汚れを落とすものなので、無垢フローリングの清掃には適しません。
化学雑巾など
汚れが落ちやすいように薬品を染みこませた化学雑巾や清掃用ウェットティッシュも無垢フローリングには適しません。薬品が無垢の木に染みこんでシミになってしまうことがあるので、使わないようにしましょう。
汚れが落ちなくて気になる場合は、薄めた中性洗剤で濡らした雑巾を使い、汚れた部分を水拭きしておきましょう。あまり洗浄力の高い洗剤は使わないほうがよいです。
まとめ
無垢フローリングは、水気と熱を嫌います。こたつやホットカーペットで一部に熱を加えると反りや割れの原因になりますし、頻繁な水拭きや、こぼれた水の放置は床のシミの原因になるので避けるようにしましょう。
また、薬品の使用もあまりおすすめできないので、薬品を染みこませた化学雑巾の使用も避けるようにしてください。