信楽焼(しがらきやき)
2020/10/04
常滑で建築中の「雨楽な家」の現場のトイレの手洗いにお施主様が買ってみえた信楽焼(しがらきやき)の手洗い器を取り付けました。常滑焼ではなく、信楽焼というのがなかなか良いです。...地域柄、いままでは、ほぼ常滑焼でした...信楽焼について、説明します...信楽焼は、滋賀県甲賀市信楽を中心に作られる陶器で、日本六古窯のひとつに数えられる。一般には狸の置物が著名である。信楽は、付近の丘陵から良質の陶土がでる土地柄で、その歴史は古く、天平年間、聖武天皇が紫香楽の宮をこの地に御造営された時に始まり、その後、良質な陶土を生かし素朴で味わいの深い焼きものが鎌倉時代の種壺、室町時代の茶道具等々、幾多の名品として生まれ、多くの茶人や名士を楽しませてきました。このような古い歴史と伝統を生かしその中に、古信楽の持つ「わび」「さび」ものを取り入れながらも、皆様の身近な焼物を創作しています。特徴として、温かみのある火色(緋色)の発色と自然釉によるビードロ釉と焦げの味わいに特色づけられ、土と炎が織りなす芸術として「わび」「さび」の趣を今に伝えています...「雨楽な家」は、手造りの家なので、お施主様が気に入った物や趣味を活かした物などを持ち込んで、造作、取り付けることができます...