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書院とは






書院造の中で見られますが、その歴史は鎌倉時代の絵巻「法然上人絵伝」には「出文机(だしふつくえ)」として登場します。縁側に一間幅ほど張り出した出窓のような設備で、庭に面して明かり障子をはめ、中に机を造りつけた僧侶の勉学の場でした。当時、出文机のある部屋は書院と呼ばれていて、やがて設備そのものを指すようになったと考えられます。室町時代の中頃になると、書院は実用の場から、文房具や書物を飾る装飾の場となり、安土桃山時代には、床の間.棚.書院という座敷飾りが成立しました。





現代の一般の和風住宅で客座敷を設ける場合も、正式な書院のある本格的な床の間は少なくなり、床の間横の明かり取りの窓や、装飾的な火灯窓(かとうまど)などで、書院の雰囲気を演出しています。一方、もともと書を読む場であったという書院本来の機能を、和室に行かすデザインも面白い試みだと思います。床の間横に、明かり取り窓のある書院風の空間を設けて畳を敷き、小机や、飾り棚を兼ねた文机風の棚を配して座布団を敷けば、落ち着いた書院空間が実現できます。...このように、現代住宅に書院風なデザインを取り入れている設計を最近見かけるようになりました。...














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