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無垢の木を使用した家の寿命は、どのくらいですか?

無垢の木を使用した家の寿命は、おおよ100年ほどと言われています。

無垢の木を使用した家の寿命とは

家を建てるなら、可能な限り長く、快適に住み続けたいと考えるのは当然です。
日本には木で作った木造住宅のほかに、鉄筋コンクリートや軽量鉄骨などの鉄骨構造の家があります。

鉄筋コンクリートは、40~90年以上、鉄骨では30~60年程度が寿命だと言われています。
では、無垢の木を使用した家の寿命はどのくらいでしょうか。

 

無垢の木は生きている

無垢の木は、自然に生えた木を切り倒し、乾燥や材料として切り出したものです。
余計な手間を一切加えていないため、無垢の木は材木の状態になっても「木」の本質を失わず、呼吸をし、強度を増加し続けていきます。
一般的な感覚では、新築住宅の方が丈夫というイメージがありますが、無垢の木の場合は、新築よりも時間を経た方が丈夫なのです。

 

無垢の木の寿命の要因とは

無垢の木の寿命を決める要因は、大きく分けて三つです。

  1. 乾燥作業
  2. 樹齢
  3. メンテナンス

 

1.乾燥作業


無垢の木は、自然の木を乾燥させて作りますが、この乾燥作業をしっかりしていないと、木材の収縮による割れや歪み、隙間や段差の原因となるほか、カビ、シロアリ、木の腐敗の原因になります。
また、水分量の多い木は乾燥した木に比べて強度が弱く、釘や木ネジの保持力も劣ります。
無垢の木の寿命は、乾燥作業をどの程度しっかりしているかによって、大きく変わります。

 

2.樹齢


日本には神社仏閣など、多くの歴史的木造建築が残されています。

もちろん補修などはされていますが、法隆寺は1400年近い歴史を持っています。

神社仏閣などは、樹齢数百年や数千年の木を使って作られており、法隆寺の堂塔は、樹齢1000年から1300年で伐採されたヒノキが材料として使用されています。

実は、木が建物として利用できる寿命の目安は、樹齢と同じ年数と言われています。

 

3.メンテナンス


乾燥状態が良く、樹齢も長い立派な無垢の木を使った家でも、やはりメンテナンスを怠っていると長持ちはしません。

適度な換気で湿気を取り除き、水漏れや浸水、外装のひび割れなどがないかを定期的にチェックし、必要に応じて補修をする必要があります。

 

まとめ

品質の良い無垢の木を使って家を建て、きちんとメンテナンスを行っていれば、樹齢100年の木で作った家は、100年ほどの寿命があるということです。
しかし、樹齢100年の木で作った家を、きちんとメンテナンスしていても、木の品質が悪ければ長持ちしないということです。
しっかりと長持ちする木の家に住むためには、品質の良い無垢の木を使用することが重要です。

無垢の家に興味をお持ちのお客様は、お気軽にご相談ください。

 

 

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