木の家 ✕ 猫。ストレスなく家族みんなが快適に暮らせるアイデア5つ
猫も人も快適に過ごすために、はじめからそれを意識した内装にするのがポイントです。
猫と暮らすということ
猫を飼っている人は多く、そのほとんどが家の中で猫を放し飼いにしています。そうすると、猫は習性として壁で爪を研いだり、高いところに昇ろうとしたりするため、家がボロボロになってしまった、という経験をしたことがある人も多いでしょう。木の家を建てる場合、猫を飼うことが分かっているのであれば、はじめから工夫をすることで猫も人もストレスなく快適に過ごすことができます。
ワーロンシートの障子
ワーロンシートとは、和紙の両面を塩ビ樹脂でラミネートしたもので、一見障子のように見える素材です。厚さにもよりますが、強度が高いので、猫が爪で破ってしまうのを防ぐことができます。何度も猫に障子を破られている場合は、このワーロンシートの障子に変えてしまうのも一つの方法です。爪とぎも、壁でしないように、専用の場所を作ってあげるとよいでしょう。
掃除のしやすいフラットな床
猫は季節によってどうしても毛が抜けます。そのため、床の隅に猫の毛が溜まってしまい、掃除が大変、というのもよくあることです。あまり床に段差を作らず、簡単に床掃除ができるようにしておくことで、猫の毛の掃除のストレスを減らすことができるでしょう。
猫用のペットドア
家の中でペットが部屋を自由に行き来できるようにしたり、ドアのカギをかけたままでも猫が外に出られるようにペットドアをつけることもあります。猫のためにリビングのドアを開け放しにしていては、冷暖房が十分に効かなかったりと困ることもあるので、ペットドアをつけることとおすすめします。
壁に配置したキャットウォーク
タワー型のキャットウォークを置くという方法もありますが、家を作る段階で猫を飼うことが分かっているのであれば、壁のあちこちに猫用のキャットウォークをつけてあげるのもおすすめです。猫の行動範囲が広がって喜びますし、最近では透明のキャットウォークをつけて、下から猫の肉球を楽しむのも人気です。猫を飼わなくなったら作り付けの棚として使うこともできます。
日当たりのよいスペース
猫は、暖かくて日当たりの良い場所を好みます。猫が快適に過ごせるように、日当たりのよい窓辺に猫専用のスペースを作ってあげるのもよいでしょう。お気に入りのクッションなどを置いておけば、猫の定位置になります。
まとめ
猫も大切な家族ですから、快適に過ごせる家にすることは大切です。それと同時に、爪研ぎなどで壁がボロボロにならないように、はじめから専用のスペースを用意したり、破れない障子にすることで、人間のストレスを減らすことができます。