無垢の木の家によく似合う。薪ストーブの種類にはどんなのがありますか?
薪ストーブにはデザインや燃焼方式などによって、いろいろな種類があります。
薪ストーブの種類
無垢の家にマッチすると人気の薪ストーブですが、デザインや燃焼方式などによってさまざまなタイプがあるので、じっくり選ぶ必要があります。
デザイン
・クラシックタイプ
最も一般的なデザインの薪ストーブで、どっしりとした存在感があります。いかにも薪ストーブといった雰囲気なので、ナチュラルな無垢の家にもよく似合うストーブです。
・モダンタイプ
シンプルでスッキリしたデザインのモダンタイプもあります。現代風のインテリアにもよく似合い、比較的場所を取らないように縦型のデザインになっているものも多いです。
クッキングストーブ
天板の上に鍋を置いたり、扉を開けるとオーブンのようになっていたりして、料理もできるように作られているストーブです。お料理好きなら料理の幅が広がります。
ビルトインタイプ
壁に埋め込まれた形のストーブで、ガラスの扉越しに炎が見えるようになっているものが多いです。部屋をスッキリさせたい人にはよいでしょう。
燃焼方式
・クリーンバーン方式
火力調整用の空気とは別に、炉内に高温の空気を送り込むことで煙に含まれる不純物を炉内で再燃焼させます。
・触媒式
パラジウムやロジウムなどの貴金属を表面に塗布した触媒を使い、煙が触媒を通るときに化学反応によって高温化・再燃焼を促すシステムです。クリーンバーン方式と組み合わせたハイブリッド方式もあります。
暖房方式
・輻射熱式
薪が燃えることで発生した熱がストーブ本体を暖めて、その熱で部屋全体を温める方式です。
・対流方式
炉内と本体の間に設けた層の中の空気を暖め、その空気を排出することで部屋をすみずみまで暖めます。輻射式と併用した複合方式もあります。
・開放型
暖炉のように、ストーブの表面が開いていて直接炎が見える形のストーブです。インテリアとしては素敵ですが、暖房能力としては輻射熱式や対流方式のほうが優れています。
素材
・鋳物
溶かした金属を型に流し込んで作るのが鋳物です。細かい模様なども細工しやすく、蓄熱力も高いので部屋をじんわり暖めてくれます。
・鋼板
板状の金属を曲げたり伸ばしたり溶接したりして造ります。最近ではコンピュータ制御によりデザイン性の高いものも簡単に作られるようになりました。
まとめ
薪ストーブにはいろいろな種類があるので、それらの特徴をよく考慮して選ぶことが大切です。暖めたい部屋の広さや、置く予定の場所などに合わせて、効率よくしっかり部屋が温まるものを選ぶとよいでしょう。