環境や人にやさしい。ウッドデッキなどに使われるリウッドとは?
リウッドとは木とプラスチックの良いところを合わせた新しい建材です。
リウッドとは
リウッドとは、木粉とポリプロピレンを配合して成形した建材で、ウッドデッキなどに多く使われています。従来のウッドデッキは、天然木で作られることが多かったため、風雨にさらされると傷んでささくれができたり、腐ってしまったりするため、お手入れの必要性と耐久性の低さが問題でした。
方、お手入れがラクで耐久性に優れたポリプロピレンのウッドデッキは、見た目がプラスチックのようになってしまうだけでなく、夏になると表面が熱くなりすぎたり、雨に濡れると滑りやすいといったデメリットもありました。
リウッドは、これらの素材の良いところを合わせた素材で、さまざまなメリットを持っているのです。
リウッドのメリット
高級木材のような質感があり、見た目も触ったときに暖かみも、まるで木のような感覚です。ナチュラルな住宅にもよく似合うので、多くの家のウッドデッキの素材として使われています。
耐久性が高い
木のような質感ですが、ポリプロピレンが配合されているので雨にぬれても傷んだり変色したりすることもありません。硬度も高く、ペットが爪を立てたりしても傷がつかないので安心です。
経年劣化が少ないため、オイルやワックスを塗ったり、磨いたりする必要もなく、メンテナンスの面からととても楽です。それでして長くウッドデッキの美しさを保つことができます。
触れても安全
天然木のウッドデッキは、雨が降ると滑ったり、傷んでくるとささくれができて触れると指にトゲが刺さったりすることがありました。一方のリウッドは劣化しにくくトゲがでないので、小さなお子さんでも安心して裸足で過ごすことができるのです。
虫害に強い
木のウッドデッキは、どうしてもシロアリなどの虫害を受けたり、腐食してキノコなどが生えることがありましたが、木粉とポリプロピレンを合わせたリウッドは、その心配もありません。虫が寄り付かないということで、防虫処理の薬品などを使う必要もなく、その点でも安心して触れることができるのです。
まとめ
ウッドデッキを天然木にするかポリプロピレンにするかは、これまで多くの人が悩むところでしたが、リウッドはその良いところだけを集めたような建材です。
天然木の優しい質感・ポリプロピレンの丈夫さを併せ持つため、ウッドデッキの素材として現在たいへん注目されているのです。色やサイズも豊富なので、好みの雰囲気のウッドデッキを作ることができます。