はじめての家づくりで不安になりやすい“地盤と基礎”の基本ガイド
家づくりでは、間取りやデザインに目がいきがちですが、家を支える「地盤」と「基礎」はとても大切な部分です。
ここを適切に計画できていると、住み始めてからの安心感が大きく変わります。
まず結論として、地盤調査の結果に合わせて「地盤改良」と「基礎」をセットで考えることが重要です。
費用だけで工法を決めてしまうと、過剰な工事になることも、逆に必要な補強が不足してしまうこともあります。

地盤調査って何をするの?
一般的な家では、まずSWS(Screw Weight Sounding)試験という調査を行います。
土地の硬さや、建物を支えるのに適した“支持層”がどこにあるかを確認するものです。
もし「造成地」「昔は田んぼだった土地」など、やわらかい地盤の可能性がある場合は、一部だけボーリング調査(SPT)を追加すると、より詳しく状況を把握できます。
難しい専門用語を覚える必要はなく、“土地にどれくらいの力があるかを見るもの”と理解できれば十分です。
地盤改良が必要なときと費用の目安
軟弱な地盤と判断された場合は、深さに応じて以下の工法を検討します。
| 改良工法 | 使うとき | 目安費用 |
|---|---|---|
| 表層改良 | 軟弱層が浅いとき | 約30〜100万円 |
| 柱状改良 | 少し深い支持層に荷重を伝えるとき | 約50〜150万円 |
| 鋼管杭 | 支持層がさらに深いとき | 約80〜200万円 |
金額は敷地条件で前後しますが、判断は必ず地盤調査の結果をもとにすることが大切です。
ベタ基礎と布基礎の違いはここ
ベタ基礎は家の底面全体をコンクリートで覆い、面でしっかり支える方法です。
湿気対策やシロアリ対策にも強く、地盤の強さに不安がある土地では特に向いています。
布基礎は部分的に支えるタイプで、地盤がしっかりしている土地なら費用面で有利になります。
迷った場合は、
「迷う土地 → ベタ基礎」
「硬い土地 → 布基礎も検討」
と考えましょう。
見積で“絶対に確認したいこと”
1)基礎の鉄筋量とコンクリートの仕様が図面に記載されているか
2)防湿・防蟻の方法が明記されているか
3)地盤改良を行う場合、その根拠(支持層の深さや計算結果)が提出されているか
4)施工中の写真を残してもらえるか
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これらが明確になっていると、あとで「聞いてなかった…」が防げます。
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