耐震基準って何?
2018/11/20
地震が頻繁に起こる日本では法律によって建物の耐震基準が定められ、建物を建てる際にはその基準をクリアする必要があります。この耐震基準には、新、旧2つの基準がありますが、その違いをご存知でしょうか?
2つの基準を分けるのは、1981年6月というキーワード。建築基準法の耐震基準は大地震のたびに見直され、1981年6月に、まれに起こる中規模地震(震度5強)でも建物がほとんど損傷するおそれがないこと、また建物の中規模.構造によっては、極めてまれに起こる大規模地震(6〜7)でも倒壊.崩壊しないことを前提基準とするとして、新耐震基準が制定されました。
新耐震基準では、旧耐震基準よりも耐震性能が高く設定されています。その後も、2000年に木造建築について改正が行われ、2005年には定規模以上の建物の点検報告書義務、2006年には建築確認.検査の厳格化と、改正のたびににより高い耐震基準が定められています。
耐震性能は、品確法において、3つの等級があります、その等級は、国に登録された評価機関によって、等級1〜3に分けられ、倒壊防止と、損害防止能力について、どれだけの性能があるのか知ることができます。等級による耐震性能は以下の通り
等級1.数10年に一度発生する地震(震度5程度)の地震力に対して損傷しない程度、数100年一度発生する地震(震度6強〜7程度)の地震力に対して倒壊、崩壊しない程度。
等級2. 等級1の1.25倍の耐震性
等級3. 等級1の1.5倍の耐震性
一般的に、3に近づくほど工事費も高くなる傾向にあります、ご自身やご家族が安心して暮らすためにも、等級はより高いものを選びたいものをですが、予算と相談しつつどの等級を選ぶか検討しましょう。...ちなみに雨楽な家では、等級3を推奨しています…建物の形状などにより等級3か難しい場合もあります。...
最後に、木造2階建の確認申請時の盲点について
木造2階建以下の新築一戸建では、構造計算書を建築確認申請時に検査機関に提出する義務がなく耐力壁に対する計算は、設計士任せになっているのが実情です。
雨楽な家では、10年前から、2階建以下の木造住宅でも、全棟構造計算を行って構造計算書を付けています。..職人の技と経験を大切にしながらも、必要なことは、キッチリとやる。これが私たちの考えです。
2つの基準を分けるのは、1981年6月というキーワード。建築基準法の耐震基準は大地震のたびに見直され、1981年6月に、まれに起こる中規模地震(震度5強)でも建物がほとんど損傷するおそれがないこと、また建物の中規模.構造によっては、極めてまれに起こる大規模地震(6〜7)でも倒壊.崩壊しないことを前提基準とするとして、新耐震基準が制定されました。
新耐震基準では、旧耐震基準よりも耐震性能が高く設定されています。その後も、2000年に木造建築について改正が行われ、2005年には定規模以上の建物の点検報告書義務、2006年には建築確認.検査の厳格化と、改正のたびににより高い耐震基準が定められています。
耐震性能は、品確法において、3つの等級があります、その等級は、国に登録された評価機関によって、等級1〜3に分けられ、倒壊防止と、損害防止能力について、どれだけの性能があるのか知ることができます。等級による耐震性能は以下の通り
等級1.数10年に一度発生する地震(震度5程度)の地震力に対して損傷しない程度、数100年一度発生する地震(震度6強〜7程度)の地震力に対して倒壊、崩壊しない程度。
等級2. 等級1の1.25倍の耐震性
等級3. 等級1の1.5倍の耐震性
一般的に、3に近づくほど工事費も高くなる傾向にあります、ご自身やご家族が安心して暮らすためにも、等級はより高いものを選びたいものをですが、予算と相談しつつどの等級を選ぶか検討しましょう。...ちなみに雨楽な家では、等級3を推奨しています…建物の形状などにより等級3か難しい場合もあります。...
最後に、木造2階建の確認申請時の盲点について
木造2階建以下の新築一戸建では、構造計算書を建築確認申請時に検査機関に提出する義務がなく耐力壁に対する計算は、設計士任せになっているのが実情です。
雨楽な家では、10年前から、2階建以下の木造住宅でも、全棟構造計算を行って構造計算書を付けています。..職人の技と経験を大切にしながらも、必要なことは、キッチリとやる。これが私たちの考えです。