漆喰の特徴
2019/03/05
漆喰については、今までにも触れて来ましたが、改めてまとめてみます。何千年も前から世界中で使われている素材であり、それほど昔に漆喰の壁が使われていたことがわかるほど耐久性にも優れています。吸湿性に優れていることで知られており、室内の湿気が高い時には湿気を吸い、低くなると水分を放出して室内の湿度が一定になるように働きかけます。カビの生えやすい部屋などに使うことで、カビを抑えたり、結露がしにくくなったりする効果があります。漆喰の主成分は消石灰と呼ばれるもので、いわゆる石灰岩です。 漆喰のメリット、デメリットをまとめてみました。 メリット 1.時間が経っても美しい状態が続く。 漆喰の成分である消石灰が静電気を溜め込まない性質があるため、ホコリなどを付着させにくいので、汚れが付きにくく白さを保つことができます。 2.仕上がりが平坦できれい。 漆喰はピシッとした平坦な仕上がりで真っ白になるので、とても美しくなります。 3.漆喰は基本的にはメンテナンス不要。 漆喰は時間が経ってもあまり変化がなくきれいな状態が続きます。 4.調湿作用により快適に暮らすことができる。 調湿作用とは、湿度を調整する機能のことで、室内の湿気が高いと水分を吸ってくれ、湿度が低いと水分を放出します。さらに調湿作用により空気を通すので、ダニやカビなどの発生を抑制する機能もあります。 デメリット 1.漆喰はひび割れが起こることがある。 漆喰は、季節や天候、気温などの影響を受けやすいという特徴がある。漆喰の主成分である消石灰が水分を吸収して、乾いた際に水分を放出し、その際に収縮することでひび割れを起こすことがあります。 2.手間と工期がかかるためコストが高くなりやすい。 漆喰は、塗って押さえて乾かすという作業が必要であるため、仕上がるために手間と時間がかかります。施工に手間がかかる分コストが高くなってしまいます。 再度漆喰の特徴、メリット、デメリットを確認してみましたが、メリットの方が断然多いですね、最高の建材の一つでしょう。 ...ヒノキと漆喰これは、最強の組み合わせと言わざるを得ないでしょう!...く