ブログ記事

社長のひとり言

和紙

和紙といえば、この地域では、美濃和紙が有名ですが、越前和紙や土佐和紙など日本全国には、色々な和紙の産地があります。

高い機能性とデザイン性を合わせ持つ伝統の和紙。

職人の技と自然素材で作られる日本伝統の和紙は、2014年には、日本の手すき和紙技術がユネスコの無形文化遺産にも登録されました。伝統の手すき技でつくられる和紙は水分の吸放湿性が高く保温効果もあり、温暖多湿の日本の家にピッタリの素材です。繊細優美で穏やかな風合いと、日本の伝統的な美しい色づかいや柄が楽しめるのも大きな魅力のひとつです。家のテーマカラーとして建具などで和紙を取り入れることで家全体に統一感が生まれ、より洗練された空間になります。雨楽な家ではそんな和紙を天井や建具に貼り、活用しています。現代のモダンなインテリアや空間にもさり気なく馴染む、日本伝統の和紙を暮らしに取り入れてみませんか?

よくある質問

和紙の施工は難しいですか?

難しいです、熟練した和紙を扱ったことのある職人しか貼れません。後からリフォームを知る場合は、クロスの場合は古いクロスを剥がしてから貼りますが、和紙の場合は剥がすことができないため、古い和紙の上に重ね貼りをします、一度剥がす手間がなく、工程が短縮でき、和紙が厚くなる分調湿効果や保湿効果などがより発揮されます。

水や油は大丈夫ですか?

和紙は原料が天然材で構成されており、防水処理はされていないため、洗面所やトイレ、キッチン周りでの壁面での使用は不向きです。その分、和紙ならではの植物繊維の性質による調湿効果や保温効果、調光効果などが高く、居室では大いに力を発揮します。

お手入れや掃除は大変ですか?

汚れを取る際には、水、中性洗剤で濡らした布で叩くように汚れを浮かして、少し時間をおいて乾いた布で拭き取ります。強い汚れや破れなどの傷の修復が難しいものについては、ちぎり絵のように同質の和紙を上から貼るか、半間分上から重ね貼りします。確かにビニールクロスと比べると少し手間はかかりますが、修復を細工貼りで楽しんだリ、子育て期間が終わっ後、色を変えて新品にというのも気分が変わって楽しいですね。

和紙は無垢の木や漆喰と同じように呼吸し、年月と共に味わいを深めていきます。暮らしの中で人の手が触れ、馴染むことで色や手触りがやわらかく変化する和紙を楽しんでください!

一覧に戻る

お問い合わせはこちら