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板目と柾目

よく聞く言葉です、板目(いため)や柾目(柾目)といったように、木材の木目については様々な名称があり、実際の建物や家具に用いる際には、その特徴を活かすように使い分けられます。そこで、板目、柾目の特徴、メリット、デメリットを紹介します。

板目とは、丸太の中心を通らない部分を切断した時にできる木目のことで、その木目は山形であったり、自由な曲線を描くような形になります。一方、柾目とは、丸太の中心付近を通って切断した時にできる木目のことで、その木目は真っ直ぐ平行な形となります。同じ木材なのだから、木目が違ってもそれほど関係ないだろうと思う方もいるかもしれませんが、木目が違えば木材の性質も異なりますし、それは一つの模様として、意外にインテリアの印象に大きく影響してくるものでもあります。次にそれぞれの、メリット、デメリットを見ていきます。柾目のメリットとしては、真っ直ぐきれいに流れる木目です。これは、好みや周りとのデザインの関係にも影響しますが、そのきれいに平行に流れる木目は、インテリアをすっきりとした印象にまとめてくれます。また、性能の面でも、収縮や反りなどが小さく、狂いの少ない木材となることも、魅力となります。デメリットとしては、丸太の中心を通るようにして切断される時だけにできる木目であるため、必然的に一つの丸太から取れる柾目の木材は板目のものより少なくなります。そのため、価格も高くなってきます。

板目のメリットとして、まず挙げられるのは、柾目と比べると相対時に価格が低くなることです。板目の、そのランダムな木目は、木材の存在感を際立たせ、力強い印象であったり、木の柔らかさを感じさせてくれるインテリアに仕上げてくれます。デメリットとしては、収縮や反りが生じてしまうことが挙げられますが、木材をしっかりと乾燥させて、反りなどの変形が生じた後に、板として切り出すなどの加工をしていくことで、そうした狂いを最小限に抑えていくことができます。
...イメージするインテリア、あるいは周りのデザインとの関係を考慮しながら、それぞれの木目の特徴を上手く活かしていきましょう...

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