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雨楽な家、ZEH

今日は、4年前に名古屋市北区で建てた.雨楽な家、ZEHを紹介します。ZEHとは、NEO zero energyhouseの略です。この頃は、補助金の金額がまだ高かったので補助金の申請をしても、通らないことも結構あるみたいで、UA値の高いものから優先していくということでした。UA値は、外皮計算をして求めます、外皮計算とは、(外皮平均熱貫流率)UA値を算出する計算のことです。UA値は、従来の熱損失係数、Q値に変わる指標で、数値が小さいほど性能が高いことを表しています。建物の部位(外壁、床、窓、天井)から逃げる熱損失を合計し、外皮面積で割って求めます。外皮とは、熱的境界になる(外壁、床、天井、屋根、窓、ドア)などを指します。Q値との主な違いは、Q値は各部位の熱損失量を合計し、それを床面積で除して求めていましたが、UA値は、熱損失量を外皮面積で除して求めています。Q値計算では、床面積の大きい家が数値的に有利な傾向がありましたが、UA値では、そういうことは、なくなりました。前置きが長くなりましたが、ZEHのUA値の条件は、0.6以下なので、今回は、0.5以下を目指すことにしました、これなら補助金申請も採択されるはずです...

住宅メーカーなどは、外壁パネルを作って、そのパネルで型式認定を取得して、簡単にUA値を出しているところが多いようです。これだとパネルでUA値が決まってしまうため、それ以上UA値を上げることが難しいですが、雨楽な家では、一棟づつ外皮計算をしているので、お客様の要望により、どれだけでも、UA値を上げることができます。とはいえコストのこともあるので、この家では、屋根、壁を充填断熱+外張り断熱の二重断熱工法にして、UA値0.5以下を目指しました。実際の数値は、0.48でした。これで補助金も無事採択されました。結構採択が厳しかったみたいで、採択されなかった家も結構あったみたいです。0.5以下を目指して正解でした!...当然UA値が高いということは、断熱性能がかなり高いので、先日、新規のお客様と見学にお伺いさせていただいた時も、快適です、ZEHにして本当に良かった。とおっしゃられていました。...

...古民家がZEHになったようなものです。..これすごいことですよ..少しオーバーですか?...

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