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古くからの工夫を取り入れる(自然の力を活用する)

設備機器が普及した現代でも、古くからの工夫を取り入れることは大切ではないでしょうか。例えば、夏の暑い陽射しを遮って、風の道を上手につくれば、室内の気温はグッと下がります。地球温暖化が叫ばれる昨今、もう一度古くからの工夫を、現代の家造りに生かすことが大切ではないでしょうか。

太陽は、東から昇って西に沈むと漠然と考えがちですが、実際には夏と冬でその位置は大きく違います。春分、秋分の日を基準にすると、夏至の日の出は、東から約30度北寄りの位置から昇りますが、冬至の日には南寄り約30度の地点から昇ります。つまり、建物を真南から少しずらして、東南面を開放的にすることで、冬の陽射しをより多く取り入れることができるようになるのです。また、太陽の高さも、夏至の日と冬至の日では、およそ50度も違いますから、暑い陽射しを遮って、冬の陽射しを室内に取り込めるように軒の深さを考えましょう。自然の光りを活用するためには、軒の深さを考えることが重要になってきます。

...雨楽な家ては、先人たちの教えを学び、自然の力を活用する家造りを心掛けています。..最近の言葉で言えば、パッシブデザインです。最近よく聞きますね...

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