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見直される縁側(えんがわ)

以前にも触れたかと思いますが最近見直されている縁側、に再度触れてみたいと思います。...

平安時代の貴族の館である寝殿造では、神殿中央の母屋を中心に、外側周囲に廂(ひさし)というスペースが設けられていました。この廂が縁側の起源とされ、外と内の出入り口でもあり、宴や管弦の場などにも使用されていました。書院造り住宅にも広縁(ひろえん)が設けられ、やがて外側に建具を入れることで屋内設備の一部となって、部屋と部屋をつなぐ廊下の性格を強めていきました。民家にも縁側が設けられるようになり、座敷、障子、雨戸という形が一般化しました。使用目的があいまいな縁側は、現代住宅では姿を消してきていましたが、近年、室内にいながら庭の自然を感じられる空間、子供の遊び場、さらに趣味や手仕事、知り合いとの気軽な交流の場など、多様に使える空間として、縁側の人気が高まっています。また、縁側には夏の日ざしから室内を守り、冬の寒さを防ぐ省エネ効果もあります。冬は縁側の日だまりでひなたぼっこをしながら家族でティータイムなど、心休まるひと時を楽しめます。...

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