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宮大工が認める「桧(ヒノキ)」の効用


桧は長持ちするうえに、大工にとって使いやすい木です。ノミも切れるし、カンナもよくきく。手斧(ちょうな)で削っても桧は木っ端がずっとめくれてきます。この桧、ただ素直で柔らかく、使いやすいというだけではありません。新しい材料のときは釘を打つにしても軽く打てますが、時間が経ったら木が締まって抜けなくなります。50年経ったらもう抜けません。下手にやったら釘の頭が飛んでしまいます。桧はそれほど強い木でもあります。





法隆寺金堂、薬師寺金堂や西塔など、桧の巨木を使って堂塔の復興を果たした宮大工の棟梁の話しです。桧はいい材です。湿気に強いし、品がいい、香りもいい、それでいて細工がしやすい。法隆寺には1300年も前の桧がありますが、今でも立派に建っていますし、カンナをかけてやりますと、今でもいい香りがします。





桧の語源は、昔から、「火きり板」という桧の板に小さなくぼみをつけ、これにウツキなどの棒を錐(きり)のようにもんで火を起こしたことから「火の木」と名付けられたという説があります。それほど桧は乾燥性に優れ、湿気に強い木です。そのため風呂や桶にも使われてきました。樹皮は桧皮葺きとして屋根材や縄に利用されました。鎌倉時代までの仏像には桧が多用されています。昔から高級材として扱われていました。





...法隆寺大工の口伝にこんなものがあるそうです..「家宅は住む人の心を離れて家宅なし」..家宅を造るなら、そこに住む人の意を汲んで造作しなさい..という意味だそうです...





















ながめ


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