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木に触れた時に心地良いのはなぜ?


手や足に触れた時の感触の良さも木材の性質の一つです。熱の伝わりやすさをを示すものに熱伝導率がありますが、木材は、金属やガラスに比べて熱伝導率が低い性質があります。そのため、鍋は鉄やステンレスでできていますが、取って部分は熱くなりにくい木や耐熱性のプラスチックが使われています。また、木材の内部には、非常に多くの空隙があり空気が多く含まれています。空気は対流しなければ熱を伝えにくい性質があるため、触れた時に体温が奪われにくく、温かく感じます。





木材、コンクリート、ビニールタイルを床材にした時の足の甲の温度変化を計測したところ、冬季の室温が低い時には、木材の床では足の甲の温度低下の割合が小さく、冷えにくいことがわかりました。





また、公共建築物での木材利用が進んでいますが(平成22年施行.「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」)、校舎の木質化による効果として、木材床よりコンクリート床で過ごした場合の方が、足下の冷えによる「眠気とだるさ」、「注意集中の困難さ」を訴える場合が多いことも報告されています。





...上記のことからも木の住環境に与える効果が認められ、見直されています。...










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