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軸組工法と金物工法

木造家屋の軸組工法は在来工法ともいわれ、柱、梁また力を受ける壁(耐力壁)や筋かいと呼ばれる材などで構成されています。適度な通気の確保により湿気の多い日本の風土に適していて、多くの木造家屋がこの工法で造られています。長年の経験に培われた高度な技を持った職人の手により、すばらしい強度、耐久性も生み出されます。

最近は木造建築に求められる性能も高く、これに対応すべく新たな軸組工法も生まれています。軸組の接合部分に専用の金物を使うことで、柱や梁の断面欠損を少なくして、耐力が向上するとされています。この金物と精度の高い集成材を使い、今まで出来なかった大きな空間をつくることも可能になり、狭い敷地の3階建て住宅などでも効果が発揮されています。

どの工法が強いですか?と聞かれることがありますが、設計段階からデザイン、構造計算による構造耐力をバランスよく考え、信頼できる職人たちが誇りを持って造った家が丈夫で安心して住める家だと思います。

...最近、全て集成材を使っているのに、「本物の木の家」とうたっている広告をよく見かけます...別に集成材を否定しているわけではありません、使う用途によってはすごく有効だと思いますが...

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