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社長のひとり言

玄関

玄関の定義とは、考えてみました。単純に家の出入り口と考えると、勝手口や掃き出し窓でも事足りるわけです。...ということで、玄関の歴史から考えてみました。
玄関は家の内外をつなぐ日本特有の空間です。平安時代の寝殿造りの住宅では寝殿正面に設けられた階段に牛車や輿(こし)が着けられ、家の主人が用いる最も重要な出入り口となっていました。一方、玄関という語の起源は、老子.荘子の説く「玄妙なる道に入る関門」にあり、禅道への入門を意味していました。建築における玄関という施設の登場は禅宗寺院の方丈入り口とされ、鎌倉時代の伽藍古図や、室町時代の禅僧の日記にその名称が見られます。
現代でも、日本の住宅には、門を入り前庭やアプローチを経て、玄関ポーチへと続く流れがあります。玄関前に敷地面積を確保するのが難しい現代の住宅であっても、雨の日に濡れずに傘を開閉できる広さの、屋根付きで床が滑らない玄関ポーチぐらいはあります。
...上記より、日本の家屋にとって、玄関は、単なる出入り口というだけのものではないようです。「雨楽な家」では、土間との組み合わせで、日本の玄関を現代風にうまく表現しています。...和モダン...




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